2017年から乗り始めた「BMW420GC」も、ついに今年7年目の車検を迎えることになりました
何度か乗り換えを検討した?時期もあったのですが、乗り換えると後悔しそうな気がして7年が経過したわけですが・・
ある日、同僚のK君が「もう自動車税払いました?」と聞いてきました
「あ~、払ったよ」
「いくらでした?」
「え~と、39,500円だったかな?」
「僕なんか5万円以上っすよ!」
「えっ!そうなの?」
「13年以上になると税金が15%アップするんすよ」
「そうなんだ・・」
「でも僕のマークX、まだ余裕で走るっすけどね」
「さすがトヨタ車だよなぁ」
「ずっと乗ってても、全然壊れないっすよ!」
「なんか良いような、悪いような・・だね」
「そう言えば、Hさんなんか1万円ちょっとで済んだらしいっすよ!」
「えっ!なんで?」
「最近エコカーに乗り換えたらしいっす!」
「エコカーだと、そんなに安くなるんだ・・」
乗用車の平均使用年数
K君の13年も確かに長いけど「いま日本で走ってるクルマって、どれぐらいの年数走ってるんだろう?」ってことで、クルマの使用年数(寿命?)を調べてみました
一般財団法人 自動車検査登録情報協会 (airia.or.jp)(自検協)のデータによると、日本の乗用車の平均使用年数は以下のようになっています
四半世紀前は平均で10年だったのが、現在は13年以上まで伸びているようです(K君はほぼ平均でした)
ちなみに一番短かったのは1982年の「8.7年」ですから、それだけクルマの耐久性が上がったというか、壊れにくくなったってことですかね?
あと「失われた30年」の影響で、長く乗る人が増えたってこともあるのかな・・
乗用車の自動車税
ご存じのとおり、乗用車の自動車税は、排気量によって10段階に分けられています
私の「BMW420GC」は2017年登録で2,000㏄以下ですから「39,500円」ってわけです
排気量 | 2019年9月以前に登録 | 2019年10月以降に登録 |
---|---|---|
電気自動車 | 29,500円 | 25,000円 |
1.0L以下 | 29,500円 | 25,000円 |
1.0L超1.5L以下 | 34,500円 | 30,500円 |
1.5L超2.0L以下 | 39,500円 | 36,000円 |
2.0L超2.5L以下 | 45,000円 | 43,500円 |
2.5L超3.0L以下 | 51,000円 | 50,000円 |
3.0L超3.5L以下 | 58,000円 | 57,000円 |
3.5L超4.0L以下 | 66,500円 | 65,500円 |
4.0L超4.5L以下 | 76,500円 | 75,500円 |
4.5L超6.0L以下 | 88,000円 | 87,000円 |
6.0L超 | 111,000円 | 110,000円 |
ところで2019年10月以降に初回登録したクルマは税金が安くなるんですね(知りませんでした)
たぶんエンジンは2.5リッターV型6気筒なので、2.0L超~2.5L以下の排気量区分になりますから、通常の自動車税は「45,000円」になります
自動車税のグリーン化特例
自動車税の「グリーン化税制」とは、排出ガス及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車は、その排出ガス及び燃費性能に応じ税率を軽減(軽課)し、新車新規登録から一定年数を経過した環境負荷の大きい自動車は、税率を重く(重課)する税率の特例措置です
自動車税種別割のグリーン化税制について - 愛知県 (pref.aichi.jp)より引用
具体的にいうと・・
重課とは
- 新規登録から一定期間経過した自動車について、概ね15%が上乗せされます
- ガソリン車、LPG車は13年超、ディーゼル車は11年超が対象となります
- 電気自動車・燃料電池自動車・天然ガス自動車・メタノール自動車・プラグインハイブリッド自動車・ハイブリッド自動車・一般乗合バス及び被けん引車は、除きます
- 対象車両の自動車税比較表
排気量 | 標準の自動車税 | 重課の自動車税 |
---|---|---|
電気自動車 | 29,500円 | ー |
1.0L以下 | 29,500円 | 33,900円 |
1.0L超1.5L以下 | 34,500円 | 39,600円 |
1.5L超2.0L以下 | 39,500円 | 45,400円 |
2.0L超2.5L以下 | 45,000円 | 51,700円 |
2.5L超3.0L以下 | 51,000円 | 58,600円 |
3.0L超3.5L以下 | 58,000円 | 66,700円 |
3.5L超4.0L以下 | 66,500円 | 76,400円 |
4.0L超4.5L以下 | 76,500円 | 87,900円 |
4.5L超6.0L以下 | 88,000円 | 101,200円 |
6.0L超 | 111,000円 | 127,600円 |
K君の「マークX」は、ちょうど13年超になって、通常なら「45,000円」のところが重課によって「51,700円」になったわけです
軽課とは
- 適用期間は、令和5年4月1日~令和8年3月31日
- 適用期間中に新車新規登録を行った場合に限り、当該年度の翌年度分について特例措置が適用されます
- 対象車両と特例措置は以下のとおり
分類 | 対象・要件等 | 特例措置の内容 |
---|---|---|
乗用車 | ・ 電気自動車 ・ 燃料電池自動車 ・ 天然ガス自動車(※) ・ プラグインハイブリッド自動車 |
概ね75%軽減 |
重量車等 (バス・トラック) |
・ 電気自動車 ・ 燃料電池自動車 ・ 天然ガス自動車(※) ・ プラグインハイブリッド自動車 |
概ね75%軽減 |
(※)平成21年排出ガス規制NOx10%以上低減又は平成30年排出ガス規制適合の場合
- 対象車両の自動車税比較表(翌年のみ)
排気量 | 標準の自動車税 | 翌年の自動車税 |
---|---|---|
電気自動車 | 25,000円 | 6,500円 |
1.0L以下 | 25,000円 | 6,500円 |
1.0L超1.5L以下 | 30,500円 | 8,000円 |
1.5L超2.0L以下 | 36,000円 | 9,000円 |
2.0L超2.5L以下 | 43,500円 | 11,000円 |
2.5L超3.0L以下 | 50,000円 | 12,500円 |
3.0L超3.5L以下 | 57,000円 | 14,500円 |
3.5L超4.0L以下 | 65,500円 | 16,500円 |
4.0L超4.5L以下 | 75,500円 | 19,000円 |
4.5L超6.0L以下 | 87,000円 | 22,000円 |
6.0L超 | 110,000円 | 27,500円 |
Hさんの場合は、たぶん昨年「プラグインハイブリッド」に乗り換えたので、翌年(今年)の自動車税が「43,500円」から「11,000円」に軽減されたってわけです(羨ましい~!)
「マークXは半年ごとにディーラーで点検してもらうんすけど・・」
「毎回そろそろ新車どうですか?って言われるっすよ」
「新型クラウンいいですよ~!なんて勧めてくるんすけどね~」
「最低でも500万するじゃないすか~」
「ポン!と買えるクルマじゃないんすよね~」
「なんで、もうしばらくはマークXっすね~!」
いやいや、長く乗る人には、厳しい時代になりました
ちなみに、長く乗ると別の税金でも冷遇されてしまいます
自動車重量税
車検の時にかかる費用には車検基本料・検査料のほかに、法定費用が必要です(現金払いになるヤツですね)
法定費用には「自賠責保険料」「自動車重量税」「印紙代」がありますが、新しいクルマと古いクルマで違いがあるのが「自動車重量税」です
継続検査等時(2年車検)における自家用車重量税の税額
車両重量 | 13年未満車 | 13年経過車 | 18年経過車 |
---|---|---|---|
0.5トン以下 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
0.5~1.0トン | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
1.0~1.5トン | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
1.5~2.0トン | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
2.0~2.5トン | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
2.5~3.0トン | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
13年を超えると4割増し、18年超えだとそのまた1割増しって感じです
ちなみに、最近新車登録したエコカーは、初回重量税が免除されるだけじゃなく、その後の重量税も通常の6割ほどに安くなります
気に入ったクルマ(純ガソリン車)に長く乗りたければ、環境に悪いぶん余計にお金を払え!ってことですね