独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#45 ジャーマン3の勝手なイメージ

 

ドイツのプレミアムカーと言えば「メルセデスベンツ」「BMW」「アウディ」ですが、この3社のクルマを一言で表現すると・・

ベンツ:目的地まで速く、安全に行けるクルマ

B M W:目的地まで速く、楽しく行けるクルマ

アウディ:目的地まで速く、楽に行けるクルマ

なんだそうです

「なるほど・・言い得て妙というか、確かにその通りかも・・」

最近はどこも運転支援や衝突軽減装置が充実してきたとは言え、常に最新の安全装置を装備しているメルセデスベンツは、世界一安全なクルマと言っていいでしょう

ドライバー優先というよりは、同乗者を含めた全員が速く、安全で、快適に移動できる空間を提供している自動車メーカーという気がします

それに対して・・

「駆け抜ける喜び」を謳っているBMWの走りは、ドライバーに官能的なエンジンとキビキビした足回りを提供しています

良く回るエンジンと思い通りに曲がっていく操舵性は、まさに人馬(車)一体と言っていいでしょう

そしてアウディはと言うと・・

クワトロという4駆システムによって抜群の走行安定性を誇り、特に高速道路での直進安定性には目を見張るものがあります

とにかく余計な神経を使わずに楽に移動して、あとは思いっきり遊ぶ(仕事する)ためのクルマと言えるかもしれません

まぁドイツにはアウトバーンがありますから速く走れるのは当然として、それ以外のプラスαでそれぞれ特徴を出しているってことですね

日本にはアウトバーンのような超高速道路はありませんが、超高速運転に対応したジャーマン3の剛性感や馬力はやっぱり魅力のひとつです

ただもう一つの魅力は、世界的プレミアムカーというブランド力でしょう(本国ドイツでもそうかもしれませんが・・)

国産高級車との差がそれほど無くなってきたとは言え、高額なジャーマン3を所有することで周りが見る目も全然違ってきますからね

では日本で「ジャーマン3」ってどんなイメージなのか、勝手に想像してみることにしました(あくまでも私のイメージです)

まず外観から言うと・・

ベンツ:押し出しが強く、存在感のあるエクステリア

B M W:スポーティで、如何にも速そうなエクステリア

アウディ:オシャレで、エレガントなエクステリア

こんなイメージですかね

でも今はそれぞれ車種が増えて、区別がつかなくなってはいますが・・

で、内装はというと・・

ベンツ:ゴージャスで高級感漂うインテリア

B M W:無骨で素っ気ない運転重視のインテリア

アウディ:落ち着いた雰囲気の上質なインテリア

ってなところでしょうか?

コックピット周りから後席に至るまで、質感や装備に拘っているのがベンツ

高級感溢れる室内は、同乗する人に「さすがベンツだね」と言わせることで、オーナーの優越感を刺激すること間違いなしです(もちろんそれを期待してるんでしょうが・・)

その点ドライバーズカーに徹しているのがBMW

ハンドルやシートにはお金を掛けていても、それ以外の装備には気を遣ってないというか、「もう少し何とかならないの?」とよく評されます(最近は多少マシになったみたいですが・・)

ベンツほど豪華じゃないし、BMWのようにスポーティーでも無いのがアウディ

バーチャルコックピットなどの先進装備は付いていますが、全体的に落ち着いた雰囲気でさりげなく高級感を漂わせています

よく言えば控えめ、悪くい言えば特徴がないって言うのか、VWの上位グレード的な感じがするのが玉に瑕・・かな?

 

じゃあ日本でジャーマン3を買うのは、どんな人たちなんだろう?

ベンツ:とにかく見た目や車格重視のアピール派

B M W:とにかく走りを楽しみたいモタスポ派

アウディ:とにかく速く楽に移動したいスマート派

日本でベンツに乗っている人って言うと、中小企業の社長や開業医など社会的・経済的に成功している人を想像します

    

服や装飾品も高級品なら、クルマだって高級じゃなきゃダメ

大企業の社長ならレクサスの後席なんでしょうが、自分で運転するから安全性が高くなきゃ嫌だし、クルマは性能よりも価格が高いかどうかが重要です

いかにも高級車とわかるような押し出し感と豪華な内装のベンツは、ステータスの高さを存分にアピールできます

日本でBMWを選ぶ人というと、会社での地位も上がり経済的にも余裕が出てきたビジネスマンを想像します

   

基本的にクルマ好きで飛ばし屋だから、官能的なエンジンサウンドやオンザレール感覚のハンドリングを味わうことが重要です

ゴルフに行くときは一人で存分に走りを楽しむか、同乗者に走りを自慢するかのどちらかで、ワインディングを通る丘陵ゴルフ場などを好みます

ただ彼女や家族を乗せたときは大人しい運転を強いられるので、結構ストレスが溜まります

日本でアウディに乗っている人と言うと、若くして成功を収めたIT関連の起業家やデザイナーを想像します

    

多趣味な彼らはクルマにたくさん荷物を積んで出かけるので、四駆でラゲッジが大きいアバントが人気です

移動中はとにかく疲れないことと仲間と会話を楽しむことが重要なので、運転に気を遣わないアウディはベストチョイス

またエレガントなスタイルとさりげない高級感は、彼らのライフスタイルにピッタリです

 

なんて・・これは私の勝手なイメージですが、どれも「お金に余裕がある人が乗るクルマ」って思われるのは間違いないでしょうね

ただ一度ジャーマン3に乗るとその高い車両剛性や操作性に驚き、国産車にはない高速安定性に感心するばかり

最初は見栄で選んだクルマでも、その魅力を知ってしまったら二度と国産車に戻れなくなると言うのが本音かもしれませんね