「車中泊できるSUV」で取り上げた中に「トヨタRAV4」がありましたが・・
このクルマ、世界で一番売れているクルマなんだそうです
以下情報は日本復活したRAV4。クルマ情報サイトーGAZOO.comより引用
1994年にシティ派SUVとして登場した「RAV4」ですが、当時は初めて乗用車と同じ車体構造で作られた革新的なSUVでした
デビュー当初は3ドアだけでしたが、1年後には5ドアが追加されます
2000年には2代目にモデルチェンジして、車体もひと回り大きくなりました
海外市場を見据えてより広い室内を確保すると共に、ラインナップも5ドア中心の展開になっていきます(でもまだ丸っこいスタイルですね)
2005年には3代目が登場します
この時に3ドアモデルが無くなり、逆にロングボディが追加されます(日本では3列シート7人乗りのヴァンガードとして発売されました)
このあたりから、徐々にオフローダーっぽくなってきますね
2013年から北米で発売開始されたのが、この4代目
残念ながら日本では発売されませんでしたが、海外では「もっとも売れたSUV」として確固たる地位を獲得します
そして2019年に発売されたのが、現在の5代目になります
「じゃあ、どれぐらい売れてるのか?」ってことで、発売からのグローバル販売台数を調べてみました
発売した94年から代を重ねるごとに販売台数を伸ばし、ついに2022年には、モデル別年間販売台数で唯一100万台を突破し、世界で一番売れたクルマになりました
ちなみに日本での年間販売台数は22年が3万1118台、23年が4万1018台ですから、SUVトップの「トヨタライズ」の販売台数と比べると半分以下になります
日本はやっぱりコンパクトが強いですね(でもライズはRAV4にそっくりですけどね・・)
エクステリア
「トヨタRAV4」の魅力と言えば、まずはその逞しい外観でしょう!
どんな悪路もモノともしないようなルックスは、如何にもオフローダーらしい力強くてタフな印象を与えます(アドベンチャーモデル)
一方で、街中や舗装路でも違和感のないアーバンチックなモデルも選択できるのが、人気の高い要因かもしれません
インテリア
このクラスのSUVとしては、非常に質の高いインテリア内容となっています
運転席にはメモリー付きパワーシート、ランバーサポートを備えており、前席にはシートヒーター、シートベンチレーションまで付いています
後席の居住性も十分で、PHEVにはシートヒーターを装備するなど、ワンクラス上の内容です
ドライバーからの視界も良く、デジタルインナーミラー(OP)も採用
居住性や使い勝手など、すべての面で満足できる内容になっています
走行性能
■2.0Lガソリン車
・エンジン:最高出力(171ps/6,600rpm)最大トルク(207Nm/4,800rpm)
・トランスミッション:ギア機構付CVT+10速シーケンシャルシフトマチック
・車両重量:1,570~1,630kg
・燃費(WLTCモード):AWD=15.2km/L、FF=15.8km/L
■2.5Lハイブリッド車
・エンジン:最高出力(178ps/5,700rpm)最大トルク(221Nm/3,600~5200rpm)
・モーター:フロント(120ps/202Nm)、リア(54ps/121Nm)
・車両重量:1,670~1,700kg
・燃費(WLTCモード):E‐Four=20.6km/L、FF=21.4km/L
こちらは「2.0Lガソリン車」と「2.5Lハイブリッド車」を乗り比べた動画になります
■2.5Lプラグインハイブリッド車
・エンジン:最高出力(177ps/6,000rpm)最大トルク(219Nm/3,600rpm)
・モーター:フロント(182ps/270Nm)、リア(54ps/121Nm)
・システム最高出力:306ps
・車両重量:1,920kg
・燃費(WLTCモード):E‐Four=22.2km/L(プラグインは4WDのみ)
・リチウムイオン電池:18.1kWh
・EV走行距離(WLTCモード):95km
こちらはPHEVの試乗動画になります
AWDシステム
■ガソリン車
オフロード走行の場合、路面状況に応じて3つのモード(MUD&SAND/NORMAL/ROCK&DIFT)が選択できます
走行状況に応じ、前後トルク配分に加えて後輪トルクを左右独立で制御し、旋回時の車両安定性を高める「トルクベクタリング機構」、4輪駆動が不要な時にはプロペラシャフト前後で動力伝達を切断し燃費向上を図る「ディスコネクト機構」を採用。各輪へのトルク配分状況は、マルチインフォメーションディスプレイで確認できます
・ダイナミックトルクコントロール4WD
前輪駆動と4輪駆動を自動的に電子制御。路面に適した制御により、雪路やドライ路面での安定した走行を実現します
・E-Four(電気式4WDシステム)
加速時や雪路など滑りやすい路面で、スムーズに4WD状態へ切り替え、発進性、走行安定性をアシスト。旋回時に思い描いたターゲットラインを的確に捉え、車両の挙動を安定させます
・4WD統合制御
駆動力、4WD、ブレーキ、ステアリングを統合制御します。路面や運転状況に合わせて選択したマルチテレインセレクト、TRAILモードおよびドライブモードセレクトの走行モードに応じ、各制御を最適化。優れた操縦安定性、悪路走破性、快適な走行性能を実現します
ラゲッジスペース
ラゲッジ容量は580L(デッキボード下段時)ゴルフバッグ4個まで収納可能
後席を倒せばほぼフラットな状態になり、奥行は188cmを確保しています
安全装備&運転支援
・プリクラッシュセイフティ(歩行者・自転車検知機能付き)
・パーキングサポートブレーキ(前後障害物・後方接近車両)
・レーントレーシングアシスト(車線逸脱支援)
・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
・オートマチックハイビーム(ヘッドライト自動切替)
・ロードサインアシスト(道路標識認識機能)
・ブラインドスポットモニター(側方車両注意喚起機能)
・ドライブスタートコントロール(パニック操作時の出力抑制機能)
などなど・・、必要なモノはほぼ付いてます
車両価格
・2WD・ガソリン :2,938,000円
・2WD・ハイブリッド:3,538,000円
・4WD・ガソリン :3,169,000円~3,836,000円
・4WD・ハイブリッド:3,791,000円~4,304,000円
・4WD・プラグイン :5,633,000円
※特別仕様車を除く、2024年2月現在の価格になります
おすすめグレード
まず5代目(TNGA)になってから、車両剛性やハンドリングは相当良くなっているようです
ガソリンかハイブリッドかと言うと、ハイブリッドを選択した方が良さそうです(約60万円ほど高くなりますが・・)
パワーも燃費的も大きく上回っていますし、第3世代になったハイブリッドシステムがかなり優秀で、電力計がECOラインを超えるまで(50~60km/h)は、十分EV走行ができるみたいですから、穏やかに走っていれば静かでエコな運転が楽しめます
2WDか4WDどちらにするかは、住んでいる環境や走る場所によって分かれますね
そしてプラグインハイブリッドはもっと優秀で、そのパワーは圧倒的!
静粛性も相当なレベルになっているので、買って損はない!ようです
ここで気がついたのですが、「RAV4」のプラグインハイブリッドって、「レクサスNX450+」と同じシステムじゃないの?
「レクサスNX450+」の値段は、確か・・・730~750万だったはず
「RAV4」のPHEVは563万円だから、な・な・何と200万円も安い!
こりゃ「レクサスNX」より「RAV4」のモンでしょ!
東京都に住んでいる場合は、国の補助金55万円に都の補助金45万円がプラスされます(令和5年度の例)
合わせて100万円の補助が出るってことは、「RAV4」PHEVが実質463万円で買えることになりますから、ハイブリッド4WDより30万円高いだけ(さすがにハイブリッドFFとは100万円以上違います)
ってことで、「RAV4」のおすすめのグレードは・・
1,ガソリン車よりもハイブリッド車の方がすべてにおいて満足度が高い
2,なので、FFでいいならハイブリッド車がおすすめ!
3,もし4WDが欲しいのなら、少し高いがPHEVを買った方が絶対お買い得!
ってな感じですかね