ここのところ、事故がらみの話ばかりしていますが・・
7月31日に、阪和自動車道上り線で、路肩に止まっていた覆面パトカーにトラック(8トン)が追突し、警察官がはねられる事故が起きました
パトカーは赤色灯をつけ、路肩で交通違反の取り締まりをしていましたが、取り締まりを終え、追突を防ぐためにパトカー後方の道路上に置いた表示板を回収し、パトカーに戻ろうとしたところに、後方からトラックが突っ込んできたといいます
私も高速道路で「シトロエンC3」がエンストして、しばらく路肩に停めたことがありますが、すぐ側をビュンビュン走っていくクルマは、一般道とは全然違います
私の場合は、たまたまレッカー車が親切に声をかけてくれたから良かったようなものの、もし何時間もそこに停車していたら、重大な事故に遭っていたかもしれません
そもそも高速道路の路肩に駐停車することは禁止されているのですが、エンストやバーストした場合は、どうしても停めざるを得ませんよね
ネクスコ西日本管内では、2020年に発生した死亡事故22件のうち、半分以上の12件が「対停止中車両」の事故だそうで、ネクスコ東日本管内でも、26件中7件を占めていたそうです
高速道路の路肩へ停車する恐ろしさ 乗りものニュース (trafficnews.jp)より引用
パトカーに突っ込んだトラックの運転手は「いつのまにか、路肩に入り込んでしまっていた」と供述しているそうですが、そんなことがあるのでしょうか?
ネクスコ西日本によると、停車中のクルマが走行中であると誤認し、追随しようとして追突してしまうことがあるそうです
ITARDA(交通事故総合分析センター)は、疲れて意識レベルが低下したドライバーは「ハザードランプであろうと、テールランプであろうと、関係なく追従する危険性がある」と言います
高速道路の路肩へ停車する恐ろしさ 乗りものニュース (trafficnews.jp)より引用
確かに長い時間一定の速度で走っていると、漠然と前のクルマについていく時がありますし、走っていると思ったら渋滞してて慌てたこともあります
そう考えると、路肩に入ってくるのもあるかもと思いますし、実際にたくさんのクルマが突っ込んできてるのを見ると、油断したら本当にヤバいことになりそうです
なので、万が一、路肩に停めざるを得ない時は、以下を心掛けましょう!
ハザードを点け、三角板や発炎筒を用いて、後続車へ停止車両の存在を知らせる
路肩で、パンク修理などは絶対に行なわない
運転手も同乗者も、自車より後方のガードレールの外側へ避難する
1kmおきに設置されている非常電話(トンネル内は200mおき)か、道路緊急ダイヤル(#9910)で、事故・故障状況を通報する
あと、突っ込まれる危険性もさることながら、自分が突っ込まないようにすることも大事です
とにかく疲れたと感じたら、無理をせずに休憩をとることですね