独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#8 ツインパワーターボ(1/3)

BMWの2.0ℓエンジンは本当に扱いやすいエンジンです

    

最大トルク270Nmを1,250~4,500rpmで発生するので、発進時はもちろん中速域からの加速にもまったく不満はありません

 

これはBMWだけじゃなく、ベンツ・アウディVWなどのドイツ車もそうだし、ほかの欧州車でも主流になっているダウンサイジングターボの特長です

 

ところで、BMWのエンジンカバーに書いてある「Twin Power Turbo」ってどういう意味か知ってました?

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私はツインターボじゃないことだけは知っていたのですが、それ以上は全然…(^^;

ってことで、今回これを調べてみることにしました

 

BMWのHPを見ると次のように説明してあります

 

ツイン・スクロールターボチャージャーやバルブトロニック、ダブルVANOS、高精度ダイレクト・インジェクション・システムを採用 これらの革新的な技術により、幅広い回転域で圧倒的なパワーと低回転域からでもダイレクトなレスポンスを実現しました

 

「う~ん、横文字が多すぎて良くわからん・・」

 

関連した記事を見ると、「直噴」と「可変」の技術を組み合わせたところが「ツイン」なんだとBMWは説明しているとか・・

 

「う~ん、これは省略し過ぎてよくわからん!」

 

直噴というのが、高精度ダイレクト・インジェクション・システムのことですね

可変はバルブトロニックとダブルVANOSかな?

 

ツイン・スクロール・ターボチャージャーはターボ自体の仕組みですね

 

「う~ん、ややこしい」

「1個ずつ調べてみますか…」

 

まずは高精度ダイレクト・インジェクション・システムについて

 

エンジンは、シリンダーと呼ばれる燃焼室に、空気と燃料を混ぜた状態の気体を入れ、そこに火をつけて膨張した圧力でピストンを押し下げます

 

「さすがに、これは知ってます」

 

この空気と燃料を混ぜた状態の気体をシリンダーに入る前に作ることを予混合といい、この時の燃料噴射の方法を「ポート噴射式」と言います

 

それに対してシリンダーに空気と燃料が別々に送り込まれ、シリンダーに入ってから混ぜ合わされるものを「直噴式」と言うそうです

 

「燃焼室内に直接、燃料を噴射」するという意味で、「ダイレクト インジェクション」なんですね

 

「混合した気体を燃焼させるんだから、どっちも同じじゃないの?」とも思えますが、直噴エンジンのほうが大きなメリットがあるんだそうです

 

そのひとつが、大きな圧縮比による高パワーと高トルク化

圧縮比が高いほど、高パワー・高トルクのエンジンになるんですね

 

予混合だと圧縮比を大きくしようとすると熱が発生し、プラグで点火する前に燃焼してノッキングが発生してしまうらしいのです

 

一方、直噴エンジンの場合はシリンダーに空気のみを吸入するため、圧縮してもノッキングが発生しにくく、予混合より圧縮比を高めることができるんだそうです

 

もうひとつのメリットは、低燃費

空気を吸入した後に噴射された燃料は液体から気体に変わるのですが、この気化により周囲の温度が下がり、シリンダー内の空気の量を多くできるそうです

 

入る空気が多いと少ない燃料で効率よく燃焼させることができるので、低燃費になるというわけです

 

「じゃあ、直噴でいいじゃん!」と思いますが、デメリットもあるそうで‥

 

まず、コストが高いこと

直噴エンジンの場合、燃料を噴射してから点火までの時間が短いため、ポート噴射式のように、混合気を作るまでの時間に余裕がありません

 

そのため、霧化を促進させて素早く混合気を作る必要があるのですが、この燃料噴射システムが高額らしい

 

次に排ガス性能の悪化

燃料を噴射してから燃焼するまでの時間が短いため、局所的に燃料が濃いところができるのでススが発生してしまうらしい

 

またこのススによってエンジン内部が汚れやすくなるため、オイル交換をマメにしなければならないとのこと

 

要するにBMWは、高価だけど高性能な直噴式を採用することで、パワーとトルクを上げると同時に、燃費の向上も図ったってことですね

 

次は「可変」ですが、とりあえず今日はここまでです

 

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