前回、三河安城に泊まった話をしましたが・・
宿泊先の「ホテルトレンド三河安城」の朝食には、いい意味で裏切られました
値段が安いので、よくあるソーセージとサラダだけの食事だと思っていたのですが、小皿に入ったおかずがたくさんあり、ご飯もなかなかいい炊き具合です
パンが無かったので、奥さんは少し残念そうでしたが、それでも美味しいと満足気
私は、卵かけごはんと納豆かけごはんで、2杯も食べてしまいました
さて、昨日はあんなに晴天だったのに、今日は生憎の雨模様
でも寒くはないので、途中雪になることはないでしょう
ホテルを出て「豊明IC」から、伊勢湾岸道に乗りたいと思います
今日、立ち寄る先は「銀閣寺」
雨が降っているので飛ばすことはできませんが、2時間ちょっとで着きそうです
いままではずっと名神高速を使っていたのですが、新名神道路が出来てからは(特に冬は・・)ずっとこのルートを使っています(関ケ原を通らなくて済むから・・)
でも、冬の装備は持っていきます
いままではずっとスタッドレスタイヤに履き替えていたのですが、BMWにしてからは、スタッドレスを止めて布チェーンにしました
これ、簡単・便利・持ち運びがラクですよ!
さて、いままで伊勢湾岸道路から新名神に行くには、「四日市JCT」で東名阪道に合流して「亀山JCT」を経由するルートしかなかったのですが、「四日市JCT」に新名神が繋がって、東名阪道路を通る必要がなくなりました
新名神 新四日市JCT~亀山西JCT NEXCO 中日本 (c-nexco.co.jp)より
いつもこの区間では渋滞が発生していたので、ホントうれしい限りです
渋滞もないし、湾岸道を真っすぐ行けば、そのまま新名神に入ることができます
「草津JCT」に近づくと、さすがに渋滞していましたが、数kmノロノロ走行だっただけで、案外早く抜けることができました
名神に入ると「京都東IC」はもうすぐです
いつもなら「京都南IC」で降りるのですが、今回はひとつ手前になります
今回「銀閣寺」にした理由はというと・・
私が「帰省の通り道だから、清水寺でも寄ろうか?」と言ったら
「それなら、銀閣寺がいいわ」と奥さん
清水寺は以前行ったし、金閣寺も見たことあるから、今回は銀閣寺なんだそうです
室町幕府八代将軍だった足利義政によって造られた有名ですが、その後は臨済宗の寺院となり、義政の法号にちなんで慈照寺と名付けられたそうです
「金閣寺」と並んで「銀閣寺」と言われ出したのは、江戸時代からだそうです
「京都東IC」を降りたら、そのまま真っすぐ三条通りを北上します
「京都市動物園」で白川通りに入り、今出川の交差点を右折するともう「銀閣寺」です
「銀閣寺」の近くにも駐車場があったのですが、少し離れた場所に停めて、ゆっくり歩いて行くことにしました
「銀閣寺」まで川沿いに歩き、途中からは住宅が並ぶ細い道を通ります
周りの住宅は古い建物も多く、随分昔から代々住んでいるんだろうなという風情が漂っています
京都のすごいところは、お寺も古いけど、人が住む家にも歴史を感じるところですね
「かなり昔から住んでるんだろうね」
「そうねぇ」
「静かだけど、大雨が降るとちょっと心配な場所だね」
「でも、長年住んでるってことは大丈夫なんじゃない?」
「そっか・・」
なんて言っているうちに「銀閣寺」の境内に着きました
ずっと降っていた雨も、どうやら止みそうです
拝観料を払い、中に入るとすぐに「銀閣寺」が現れます
「お~、これがそうだよ」
「ホントだ!」
金閣寺のような「大きさと派手さ」を想像していると、肩すかしに合ったように感じるかもしれませんが、その風貌は落ち着きを感じさせる、何とも言えない雰囲気があります
それにしても、今日は外人客の多いこと(この時はまだインバウンド真っ盛り)
そこら中にいて、写真をパシャパシャ取りまくっていました
こんなに人がいなければ、静かな庭園と銀閣を落ち着いて見られるのに、ちょっと残念!(ってお互い様か・・)
書院の脇を通り、裏山の遊歩道を歩いて行きます
木が生えている下は苔で覆われていて、永年の歴史と手入れの良さを感じます
小山に登ると、眼下に銀閣が一望できます
小雨に曇る「銀閣寺」もいいもんですね
壁面や屋根はかなり傷んでいるようでしたが、定期的に張り替えるんでしょうね
奥さんがそれを心配して「大丈夫なのかな?」と聞いてきます
「昔の面影を消さないように、徐々に修理するんだと思うよ」
「そうなのかなぁ・・」
適当に答えた私を、ちょっと疑っている風です
まぁ、確かにかなり傷んでいるようなので、ちょっと心配ではあります
でも、この「銀閣寺」ってホント雨が似合いますね
東山文化の枯れた感じが水墨画のようで、人がいなければ、一日中ずっと見ていたい気になります
拝観が終わり受付に戻ると、まだ続々と外人さんが並んで入って行きます
最近の外国人観光客は、京都以外の観光地や世界遺産に移っているとは言いますが、これほどたくさんいるところは、やっぱり他にはありません(さすが京都です)
さて、そんなことを考えているうちに、そろそろお昼の時間です
すぐ近くに、有名なうどんの店があるので行って見たいと思います
参道を通って、左に曲がるとすぐにありました!
店の名前は「名代おめん銀閣寺本店」
京都では有名らしく、一度は行って見たい店なので楽しみです
店の場所は、さっきクルマを停めた駐車場のすぐ近くでした
駐車場から哲学の道に上がってしまったので、気が付かなかったんですね
店の前には、すでに人が並んでいます
中に入って名前を書くと、待ちは3組なのですぐに順番は回ってきそう
店の外にメニューが置いてあるのですが、外人さんもわかるように英語で紹介されていました
すばらくすると名前が呼ばれて、二人掛けのテーブル席に案内されました
私と奥さんは「名物おめん」の温かいのを頼みました
他の席を見ると、天ぷらのセットを食べている人や、鯖ずしを頼んでいる人もいます
うどん屋にしては、結構な値段ですな
実は、あとで調べたら、元々は群馬が発祥だとのこと(なんだか、水沢うどんみたいですね)
さて、最初に薬味とだし汁が出てきました
きんぴらにねぎ、カブにしょうが、大根の千切り、そしてゴマなど
これを好みでだし汁に入れてから、うどんと一緒に食べるみたいです
「ヘルシーだね」
「そうね」
すると、釜揚げの桶に入ったうどんが出て来ました~
「あったかそうだね」
「うん!」
私は、だし汁に薬味を全入れです
「きんぴらも入れるの?」と思いながら、でも入れてしまいます
「じゃあ、いただきます!」
うどんはツルっとしていますが、結構コシがあり、いわゆる関西風とは違います
薬味を絡ませて、口に運びます
「ちょっと出汁が薄くない?」と奥さん
「そだね、もうすこし濃くてもいいかな?」
だし汁だけ飲んでみましたが、確かにちょっと物足りない感じです
うどんと薬味の感じは悪くはないのですが、きんぴらと大根は入れなくてもいいかな?
私は関西風の出汁うどんを期待していたので、少し期待外れでした(ミスチョイスでしたね)
今度は、京都風出汁のうどんの店にしましょう!
でも、うどん自体は美味しく、体が温まりました
店を出る時もまだお客さんが並んでいて、結構繁盛しています
身体も温まりいい時間になったので、実家に向けて移動したいと思います