独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#11 銀閣寺(東山慈照寺)

 

前回、三河安城に泊まった話をしましたが・・

dfcarlife.hatenablog.com

宿泊先の「ホテルトレンド三河安城」の朝食には、いい意味で裏切られました

値段が安いので、よくあるソーセージとサラダだけの食事だと思っていたのですが、小皿に入ったおかずがたくさんあり、ご飯もなかなかいい炊き具合です

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パンが無かったので、奥さんは少し残念そうでしたが、それでも美味しいと満足気

私は、卵かけごはんと納豆かけごはんで、2杯も食べてしまいました

さて、昨日はあんなに晴天だったのに、今日は生憎の雨模様

でも寒くはないので、途中雪になることはないでしょう

ホテルを出て「豊明IC」から、伊勢湾岸道に乗りたいと思います

今日、立ち寄る先は「銀閣寺」

雨が降っているので飛ばすことはできませんが、2時間ちょっとで着きそうです

「京都東IC」までは、伊勢湾岸道路から新名神で向かいます

いままではずっと名神高速を使っていたのですが、新名神道路が出来てからは(特に冬は・・)ずっとこのルートを使っています(関ケ原を通らなくて済むから・・)

でも、冬の装備は持っていきます

いままではずっとスタッドレスタイヤに履き替えていたのですが、BMWにしてからは、スタッドレスを止めて布チェーンにしました

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これ、簡単・便利・持ち運びがラクですよ!

さて、いままで伊勢湾岸道路から新名神に行くには、「四日市JCT」で東名阪道に合流して「亀山JCT」を経由するルートしかなかったのですが、「四日市JCT」に新名神が繋がって、東名阪道路を通る必要がなくなりました

新名神 新四日市JCT~亀山西JCT NEXCO 中日本 (c-nexco.co.jp)より

いつもこの区間では渋滞が発生していたので、ホントうれしい限りです

渋滞もないし、湾岸道を真っすぐ行けば、そのまま新名神に入ることができます

草津JCT」に近づくと、さすがに渋滞していましたが、数kmノロノロ走行だっただけで、案外早く抜けることができました

名神に入ると「京都東IC」はもうすぐです

いつもなら「京都南IC」で降りるのですが、今回はひとつ手前になります

今回「銀閣寺」にした理由はというと・・

私が「帰省の通り道だから、清水寺でも寄ろうか?」と言ったら

「それなら、銀閣寺がいいわ」と奥さん

清水寺は以前行ったし、金閣寺も見たことあるから、今回は銀閣寺なんだそうです

銀閣寺」、正式名は「東山慈照寺

銀閣寺 | 臨済宗相国寺派 (shokoku-ji.jp)

室町幕府八代将軍だった足利義政によって造られた有名ですが、その後は臨済宗の寺院となり、義政の法号にちなんで慈照寺と名付けられたそうです

金閣寺」と並んで「銀閣寺」と言われ出したのは、江戸時代からだそうです

「京都東IC」を降りたら、そのまま真っすぐ三条通りを北上します

京都市動物園」で白川通りに入り、今出川の交差点を右折するともう「銀閣寺」です

銀閣寺」の近くにも駐車場があったのですが、少し離れた場所に停めて、ゆっくり歩いて行くことにしました

銀閣寺」まで川沿いに歩き、途中からは住宅が並ぶ細い道を通ります

周りの住宅は古い建物も多く、随分昔から代々住んでいるんだろうなという風情が漂っています

京都のすごいところは、お寺も古いけど、人が住む家にも歴史を感じるところですね

「かなり昔から住んでるんだろうね」

「そうねぇ」

「静かだけど、大雨が降るとちょっと心配な場所だね」

「でも、長年住んでるってことは大丈夫なんじゃない?」

「そっか・・」

なんて言っているうちに「銀閣寺」の境内に着きました

ずっと降っていた雨も、どうやら止みそうです

拝観料を払い、中に入るとすぐに「銀閣寺」が現れます

「お~、これがそうだよ」

「ホントだ!」

金閣寺のような「大きさと派手さ」を想像していると、肩すかしに合ったように感じるかもしれませんが、その風貌は落ち着きを感じさせる、何とも言えない雰囲気があります

それにしても、今日は外人客の多いこと(この時はまだインバウンド真っ盛り)

そこら中にいて、写真をパシャパシャ取りまくっていました

こんなに人がいなければ、静かな庭園と銀閣を落ち着いて見られるのに、ちょっと残念!(ってお互い様か・・)

書院の脇を通り、裏山の遊歩道を歩いて行きます

木が生えている下は苔で覆われていて、永年の歴史と手入れの良さを感じます

小山に登ると、眼下に銀閣が一望できます

小雨に曇る「銀閣寺」もいいもんですね

壁面や屋根はかなり傷んでいるようでしたが、定期的に張り替えるんでしょうね

奥さんがそれを心配して「大丈夫なのかな?」と聞いてきます

「昔の面影を消さないように、徐々に修理するんだと思うよ」

「そうなのかなぁ・・」

適当に答えた私を、ちょっと疑っている風です

まぁ、確かにかなり傷んでいるようなので、ちょっと心配ではあります

でも、この「銀閣寺」ってホント雨が似合いますね

東山文化の枯れた感じが水墨画のようで、人がいなければ、一日中ずっと見ていたい気になります

拝観が終わり受付に戻ると、まだ続々と外人さんが並んで入って行きます

最近の外国人観光客は、京都以外の観光地や世界遺産に移っているとは言いますが、これほどたくさんいるところは、やっぱり他にはありません(さすが京都です)

さて、そんなことを考えているうちに、そろそろお昼の時間です

すぐ近くに、有名なうどんの店があるので行って見たいと思います

参道を通って、左に曲がるとすぐにありました!

店の名前は「名代おめん銀閣寺本店」

京都銀閣寺 名代おめん -  (omen.co.jp)より

京都では有名らしく、一度は行って見たい店なので楽しみです

店の場所は、さっきクルマを停めた駐車場のすぐ近くでした

駐車場から哲学の道に上がってしまったので、気が付かなかったんですね

店の前には、すでに人が並んでいます

中に入って名前を書くと、待ちは3組なのですぐに順番は回ってきそう

店の外にメニューが置いてあるのですが、外人さんもわかるように英語で紹介されていました

すばらくすると名前が呼ばれて、二人掛けのテーブル席に案内されました

私と奥さんは「名物おめん」の温かいのを頼みました

他の席を見ると、天ぷらのセットを食べている人や、鯖ずしを頼んでいる人もいます

うどん屋にしては、結構な値段ですな

実は、あとで調べたら、元々は群馬が発祥だとのこと(なんだか、水沢うどんみたいですね)

さて、最初に薬味とだし汁が出てきました

きんぴらにねぎ、カブにしょうが、大根の千切り、そしてゴマなど

これを好みでだし汁に入れてから、うどんと一緒に食べるみたいです

「ヘルシーだね」

「そうね」

すると、釜揚げの桶に入ったうどんが出て来ました~

「あったかそうだね」

「うん!」

私は、だし汁に薬味を全入れです

「きんぴらも入れるの?」と思いながら、でも入れてしまいます

「じゃあ、いただきます!」

うどんはツルっとしていますが、結構コシがあり、いわゆる関西風とは違います

薬味を絡ませて、口に運びます

「ちょっと出汁が薄くない?」と奥さん

「そだね、もうすこし濃くてもいいかな?」

だし汁だけ飲んでみましたが、確かにちょっと物足りない感じです

うどんと薬味の感じは悪くはないのですが、きんぴらと大根は入れなくてもいいかな?

私は関西風の出汁うどんを期待していたので、少し期待外れでした(ミスチョイスでしたね)

今度は、京都風出汁のうどんの店にしましょう!

でも、うどん自体は美味しく、体が温まりました

店を出る時もまだお客さんが並んでいて、結構繁盛しています

身体も温まりいい時間になったので、実家に向けて移動したいと思います