最近は、線状降水帯の発生によって、大きな災害に繋がることが多くなっていますが・・
大雨のニュースで、必ずと言っていいほど流れるのが、冠水した道路を走るクルマの映像です(雨の凄さを伝えやすいんですかね・・)
ただ、派手に水しぶきを上げる程度ならまだしも、フロントグリルが見えなくなるほどの水に入っていくクルマを見ると、勇気があると言うか、怖いもの知らずと言うか・・
私なら、絶対にやらないと思います(たぶん・・)
「JAF」の話では、水の深さはステップ下までが限界で、水がタイヤの半分より上になると、エンジントラブルを起こしたり、電気系統がダメになったりするんだとか・・
でも実際には、何台ものクルマが、冠水した道に入って立ち往生するわけです
なぜ、分かってるのに入ってしまうんだろう?
こちらは、「ワゴンR」で豪雨ドライブに挑戦した動画ですが、尋常じゃない雨の量と、道のヤバさが増していく感じが、よ~く伝わってきます
最初は「それほどでもない」と思っていても、だんだん通れる道幅が狭くなり、想像以上の水の抵抗に恐怖を覚え始め、深めの冠水路でクルマが浮いて、グリップを失った何秒間かは、まさに恐怖体験ですよね
だから次の冠水路では、水が引くまで我慢できたのかも・・
今まで経験したことがない雨量 → このままだと動けなくなるかもしれない → この場所から早く離れたい → 危険だが今ならまだ行けるかも → いや行ける!
ここを通らなければ「家」に帰れないとか、あと少しで「我が家」なんて時は、余計にそう思ってしまいそうです
さっき、「自分なら絶対しない」と言いましたが、同じ状況で「冷静な判断」が出来たかどうか、非常に怪しいもんです
あと思うのが、数十メートル先に、道路が見えていること
「一気に走り抜ければ、何とか行ける!」と思うのかもしれませんが・・
結果はどれも悲惨です・・
こちらは「JAF」が、セダンで60cmの冠水路を走行した動画ですが、渡りきる辺りで、エンストして動けなくなりました
原因は、エアインテークからエンジンの中へ水が侵入したから・・(上の動画と同じですね)
こちらは同じ「JAF」の実験ですが、こんどはSUVで挑戦しています
深さは同じ60cmですが、時速30km/hで突っ込んで、敢無くエンスト・・
セダンであれ、SUVであれ、とにかくボンネットに水を被るような走行は、必ずエンストしますね
仮に、冠水路をうまく抜けたとしても、そのあとエンジンがダメになる可能性が、非常に高いです!
水の中でエンジンが止まれば、クルマはただの鉄くず、いや鉄の棺桶になることもあります
自分自身への教訓・・
線状降水帯予報が出たときは、クルマで出かけない
出かけてしまった時は、冠水しやすい場所を避ける
突然冠水した時は、出来るだけ高い場所に移動して、とにかく水が引くのを待つ!
仕方なく冠水路を走る時は、ステップの高さまで(壊れること覚悟で・・)
それもゆっくり走ること(ボンネットやグリルから水が浸入したらアウト!)
大雨のドライブは、気を付けましょう!