独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#48 新型シエンタは欧州産MPVにそっくり!?

 

前に「新型クラウン」と「シトロエンC5X」が似てない?って話をしましたが・・

dfcarlife.hatenablog.com

今回は「新型シエンタ」が、欧州産MPVに似てない?って話です

でも、こう思ったのは私だけじゃないようで、こんな記事↓が掲載されていました

新型「シエンタ」は和製フランス車!? トヨタの信頼性×欧州車のルックスって最強パッケージなのでは? | くるまのニュース (kuruma-news.jp)

元々シエンタは、5ナンバーサイズながら、3列シートを備えた7人乗りミニバンとして根強い人気がありました

【2代目シエンタ

そのシエンタが、今回フルモデルチェンジして3代目になったわけですが・・

【新型シエンタ

前のモデルはどちらかというと、台形でシャープなイメージでしたが、新型は箱型で角が丸くなり、フロントマスクも「かわいい」イメージに変わりました

だから、欧州産MPVのように感じるんですね

記事にもありましたが、フロントマスクは、確かにフィアットの「パンダ」によく似ています

フィアット・パンダ】

【新型シエンタ

箱型で丸い感じは、ルノーの「カングー」ですかね

ルノー・カングー】

【新型シエンタ

ただ、鼻先の長いカングーのほうが「かわいさ」がありますね

横からみた感じは・・

「カングー」というよりは・・

シトロエンの「ベルランゴ」ですかね

そして後ろ姿はと言うと・・

なるほど、シトロエンの「C3ピカソ」によく似ています

こう見ると、確かに「新型シエンタ」は欧州産MPVに似ていますが、醸し出す雰囲気が少し違う気がするのは私だけでしょうか?

というのも、欧州のMPVはどこか無骨さを感じるのですが、「シエンタ」にはそれが無いというか、シュッとした優等生って感じ・・

いわゆる「骨太感」がないって言えば当たってるかな?

シトロエンC3」に乗った時も感じましたが、1トンちょっとの軽いクルマなのに、ドアはガッチリしているし、キャビン周りのフレームは、乗り込む時に足が引っ掛かるほど太い!

ただその分、室内(特に後席)は狭いし、使い勝手が良いとは言えませんけどね

それに比べて「シエンタ」は、スペースを居住空間として最大限活用してますよね

余裕の室内と、広い後席

低い床に、高いルーフ

5ナンバーなのに、ウォークスルーも出来て、7人乗り3列シート

多様なシートアレンジで、大きな荷物の積載もできて、車中泊だってOK

ハンズフリーのオートスライドドアまで付いていて・・

これで取り回しもよくて、狭い駐車場もOK、最新の安全装備も充実していれば、人気があるのは当然です!

これで欧州産MPVのように、遊び心いっぱいのスタイルになれば、そりゃ家族でアウトドアレジャーに出かけたくなります!

ただ目的地までの移動は、早く、楽に、楽しく、安心して移動したいモノ

でも新型シエンタには、欧州MPVのような「車両剛性」や「操安性」「動力性能」は、あまり期待できないような気がします

特に高速道路を使った長距離移動や、カーブが多いワインディングなどは、ドライバーが運転に気を遣う場面が多くなるかもしれません

でも、これは仕方のないこと・・

別に「シエンタ」だけじゃなく日本のミニバンは、日常の使い勝手をどれだけ充実させるかが重要で、高速域での長距離移動などに重きを置いていませんから・・

日本と欧州じゃ、道路事情や国民性が違いますし、そもそも開発コンセプトが違いすぎます

よくも悪くも「新型シエンタ」は、デザインは欧州テイストでも、欧州産MPVとは似て非なるクルマってことですね