独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#62 シトロエンC3の売却を決意!(1)

 

先々は子供に譲るつもりで「シトロエンC3」を買って3年半

いろいろトラブルもあって「乗り続けるか」「手放すか」迷っていたわけですが・・

dfcarlife.hatenablog.com

大変参考になるコメントもいただき、ついに売却することにしました!

ということで、今回は「シトロエンC3」売却までの話を書きたいと思います

元々C3は、3年後に買い取りもしてくれる条件だったので(結局は残価を払って車検を通しましたが・・)、まずは、シトロエンディーラーに電話をしてみます

店長さんに話をすると「わかりました、とりあえず概算で出してみますね」とのこと

出してくれた金額は、私が希望していた金額の2/3程度でした

「年式と走行距離からいうと、これが相場のお値段になります」

電話の声のトーンからすると、これ以上は期待できない感じ・・

「そーですか・・、ちなみに、買取業者さんも同じですかね?」

「何とも言えませんが、オーダーが入っていれば、高くなる可能性もあると思います」

「そーですか、わかりました」

たぶん、これ以上交渉しても無理だと踏んで、とりあえず電話を切ります

「さーて、どうするか・・」

どうするかと言っても、買取業者に査定を頼むしかありません

以前、「日産フーガ」の下取り価格を調べるために、一括査定を申し込んだら、猛烈な電話攻めにあった記憶が蘇ってきました

「あの時は、売る気もないのに、電話がガンガン掛かってきて面食らったけど、今回は売る気満々だからな!」

「とにかくディーラーより高ければ、こっちで決めちゃおう!」

ってことで、一括査定のサイトから、情報を入力してポチッ!

クリックして数分すると(いや・・1分も経ってないかも・・)、もう電話がかかってきました(ってか・・早過ぎ!)

「もしもし・・」

輸入車買取のY社ですが、査定のお申し込み、ありがとうございます!」

「あ・・はい」

「よろしければ、本日査定にお伺いしたいと思いますが、如何でしょうか?」

「あ・・はい」

どうせ暇だし、できれば何社か比べたいし、さっそく午後一番で、来てもらうことにしました

電話を切ると、不在着信がすでに何件も・・

「お~、もうこんなに来てる!」

電話攻勢が凄いことはわかっていましたが、改めて「す・凄い!」

と思っていたら、もう、次の電話がかかってきて・・

「もしもし・・」

「Bモーターと申します!査定のお申込み、ありがとうございます!」

「は・・はい」

「さっそくですが、本日、お伺いしてもよろしいでしょうか?」

「あ・はい、午後一番に1社来るので、その後でもいいですか?」

「大丈夫です!ではその後ということで!」

電話も早けりゃ、話も早い!

電話を切ると、「うわっ!不在着信が倍に増えてる!」

「ショートメールも来てるし・・、うわっ!PCにもメール来てる・・」

こりゃ、前回のフーガ以上ですな・・

結局、もう1社(3社目)来ることが決まったところで、最初の業者さんが来る時間になりました

「初めまして、輸入車専門に買取やってるY社です!」

「どうも、よろしくお願いします」

鍵を渡して待っていると、次の業者さんが来てしまいました

「初めまして、お電話したBモーターです!」

「あっ!どうも・・」

1社目がいま来たばかりだと告げると、「大丈夫ですよ!よくあることですから・・」

シトロエンC3」の前で、お互い軽く会釈すると、一緒に査定を始めてしまいました

「なるほど・・、お互い勝手知ったる何とか・・なんだ」

どうせ見るとこも同じだし、待ってる時間がもったいないってことね

それと今は、車検証から内外装まで、ぜーんぶ携帯で撮って会社に送るんですね

それを見ながら、上司と営業マンがやり取りして、査定額を決めてしまうようです

最初のY社さんが「次の買い替え予定はいつですか?」と聞くので

「もう一台あるから、買い替えはないです」と答えると

「それは良かった!」

「では、ご売却はいつもで大丈夫ってことですか・・?」

「もう乗らないから、置いていても駐車場代がかかるだけだしね」

「早いご売却だと、こちらも良い買取額を出しやすいんですよ」

「そーなんだ・・」

「一般的に中古車は、時間が経つほど相場が下がっていきますから、次のクルマが納車になるまでは手放せないと言われると、査定が難しくなるんです」

「なるほど・・」

「それと、今月お電話をいただいて良かったですよ」

「なんで?」

「これが10月とかだと、なんだかんだで、市場に出せるのが年末になるんです」

「ほー」

「すると、すぐに年式落ちしちゃうんですよ」

「そうか・・」

「なんせ、クルマはナマモノですから・・」

「なるほど!」、うまいこと言いますね

さて、査定が一通り終わって、最初のY社さんと、買取交渉になりました

「ご希望の額はどれぐらいですか?」

「150万円ぐらいかな・・」

「それなら、いけると思いますよ」

「そうなの?」

ディーラーの買取額より、断然いいじゃん!

「この場でうちに決めてもらえるなら、2割増で会社と交渉します!」

「だったら決めてもいいけど、ホントに大丈夫なの?」

結局、その金額はできなくて、話は振り出しに戻ってしまい、次のBモーターさんと、売却時期を話していると、再びY社さんがやって来て・・

「一斉入札させてもらえませんか?」

「えっ!そんなのアリなの?」

するとBモーターさんが「私もそれを、ご提案しようと思ってたんです!」って

「同時に買取価格を出すので、この場で、高い方に決めていただくわけです」

「ご了解いただけるなら、精一杯のお値段を出させてもらいます!」とY社さん

これは、業界ではよくある「やり方」なんだそうです

少しだけ迷いましたが、とりあえず、ディーラーよりは高く買い取ってくれそうだし、この後何社と会っても、大体似たような値段だろうし、ここで決めちゃうか!

「わかりました、じゃあ、それでお願いします」

「じゃあ、お互い名刺の裏に金額を書きますので、少しお時間をいただけますか?」

一旦、部屋に戻ると、奥さんが外出先から帰っていました

「どこに行ってたの?」と奥さん

「いま駐車場で、買取業者にクルマの査定してもらってたんだよ」

「ディーラーには、聞いてみたの?」

「聞いたけど、全然ダメだった!」

「そうだったんだ~、それで高く買ってくれそうなの?」

「これから2つの業者さんで、一斉入札することになったよ」

「何それ?」

「せーので見積もり出してもらって、高い方に決めるんだよ」

「へ~、それで大丈夫なの?」

「まぁディーラーよりは、高く売れると思うよ」

「ふ~ん」

奥さんは「シトロエンC3」がそこそこで売れて、駐車場代を払う必要がなくなれば、それでいいみたい

しばらくすると、「準備ができました」と連絡がありました

両社から同時に名刺をもらって、裏を見てみると・・

Y社さんは、私の希望額に1割弱乗っけた金額、Bモーターさんは、希望額より1割ほど低い金額が書いてありました

Bモーターさんが「この上に、両方並べてもらえますか?」とバインダーを出すので

「いいんですか?」と聞くと「大丈夫です、お願いします」とのこと

名刺を見たBモーターさんが、「あ~負けましたね、写真だけ撮らせてもらいます」と言って携帯でパチリ!

「私はこれで帰ります」と、あっさり帰っていきました

ちなみに3社目には、すぐにお断りの連絡を入れました

ディーラーに電話をしたのが11時ごろで・・

それから一括査定を申し込んだら、バンバン電話がかかってきて・・

13時から、駐車場で査定をしてもらったと思ったら・・

入札で売却先を決めて、契約書にハンコ押したのが15時

査定から契約まで、なんと4時間のバタバタ劇でした

「売却先決まったよ!」

「あら早いわね!どうだった?」

「うん、一応希望価格よりは、高く引き取ってもらえたよ!」

「良かったじゃない!」

「来週、引き取りにくるって」

「さっそく駐車場も、解約しなきゃね!」

よほど駐車場代の方が、気になるみたいです

あまりに早すぎて「本当に大丈夫?」って感じですが、買取業者もどんどんクルマを仕入れなきゃいけないし、1台に時間をかけてる場合じゃないんでしょうね

ちなみに、クルマに貼ってるステッカーやカッティングシート、アマゾンで買ったコンソールボックスや、ダッシュボードに貼ってあるフェルトも、そのままで大丈夫だそうです

こんな時を考えて、全部簡単に剥がせるようにしていましたが、余計な心配でしたね

ってことで、これで3年半のシトロエンライフが、終了します