独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#32 名もなき池(モネの池)

 

お盆を実家で過ごしたあと、東京に戻る途中で、岐阜に一泊することにしました

最近はさすがに500km以上を一気に走るのは辛いのと、色々寄り道もできるってことで、一泊することが多くなりました

といっても、私は自分が食べたいモノしか考えてないので、それ以外はノープラン

今回も、岐阜のホテルで「BBQビアガーデン」を楽しむことしか頭にありませんでした

その翌朝、奥さんが「関市って遠いかな?」と聞くので

「いや、そんなに遠くないと思うよ」と答えると

「名もなき池に行ってみたいんだけど・・」

「何それ?」

「別名モネの池といって、モネの絵みたいな池なんだそうよ!」

「お~、いいじゃん!行こう、行こう!」

ということで、さっそく「モネの池」に向かうことにします

 

岐阜市内から「モネの池」までは、真っすぐ256号線を北上するだけです

長良川を渡るまでは晴れ間が出ていたのですが、東海環状道路の「山県IC」辺りにくると雨が降ってきました

武儀川を渡るころに一旦止んだのですが、そこから山道に入ると突然ゲリラ豪雨になって、前も見えないぐらい

「大丈夫・・?」と奥さんが不安な声を出すので、「いや~、大丈夫じゃないね」と言いながら、とにかく川沿いを離れて、少しでも高いところへ移動することにします

国道を登っていくと、途中に道の駅があったので急いで避難します

「いや~、ラッキー!」

「ここでしばらく、様子を見よう!」

最初はクルマが停まっていませんでしたが、そのうち私たちと同じように避難してきた?クルマが何台か入ってきました

「無理に行かなくてもいいわよ・・」

「局地的な雨だから、たぶん大丈夫だよ」

さっきの豪雨が嘘のように晴れ間も出てきて、ほどなく「名もなき池」に到着です!

お盆休みは過ぎていたのですが、午前中から見学客で賑わっています

さっそく矢印方向に向かっていくと・・

見えてきました!「名もなき池」

「お~、なかなか雰囲気あるじゃん!」

透き通った水に淡い色の葉が重なっていて、確かにモネの絵のようです

ちなみに、こちらがモネの「睡蓮」

睡蓮|国立西洋美術館 (nmwa.go.jp)より

橋にまわって逆から見た方が雰囲気でてるかも・・

たぶんモネが見た池も、こんな感じだったんでしょうね

この池は、湧き水で出来た池なのですが、湧き出しているところは蓮が根付かず、白い砂地だけなので、余計に綺麗に見えるんでしょうね

鯉も、気持ちよく泳いでいます

駐車場まで戻ってくると、池と反対側に川が流れていました

その川の景色が、コレ

いやいや、こちらもきれいな清流です

帰りも、この川に沿って国道を下っていきます

そしてこれは下流の景色

川霧が出て幻想的だったので、思わずクルマを停めてパチリ!

この川では、至る所でアユ釣りをする人がいました(増水とか心配じゃないのかな?なんて勝手な心配したりして・・)

奥さんが希望の「名もない池」でしたが、寄ってみる「価値ある池」でした!