独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#34 大王わさび農場

 

今回行ったのは、安曇野の「大王わさび農場」

お~、台風が去ったあとの朝陽が眩しい!

ここはベタな観光スポットだし、前に一度来たこともあるのですが、全然記憶に残ってなかったので改めて来てみました

もう20年以上前に、奥さんの父親&姉家族と、大町のペンションに向かう途中で寄ったはずなんですが、記憶に残っていないということは、興味がなかったんですかね

その義父も義姉も他界してしまい、その思い出を探しに来たのかもしれません

中に入ると「生わさび」がズラッと並んでいます

昨晩の宿でも「生わさび」がでたのですが、擦った「生わさび」はそんなに辛くはないけど、香りがすごくしますよね

遊歩道を進んでいくと、そんな「生わさび」のオブジェが・・

でも、これはさすがに大きすぎて、ちょっとグロテスク・・

そして道の両側には、黒い幕で覆われた「わさび畑」が広がります

さすが大王と言うだけあって、広大なわさび畑です(黒幕で中は見えませんが・・)

前回も、こんな景色だけ見て帰ったので、記憶に残らなかったんですね・・たぶん

でも今回は、遊歩道を一周しながら、ゆっくり見学したいと思います

黒幕の下には清水が流れ、その横の畝にわさびが植えられています

本来は、陽の当らない渓流沿いに育つので、こんな環境を作っているんですね

遊歩道の途中に、大王を祀った祠がありましたが・・

ちょっと気味が悪いのでパス!

そのまま、わさび畑に沿って細道を歩いていきます

この先に、わさび農園の湧き水の源泉があるらしいのですが・・

源泉らしきところに着いたけど、結局その姿は確認できず・・

仕方がないので、そこからわさび農園の全景をパチリ!

でも今日は、朝から天気が良くて気持ちがいい!

一周して戻ってくると、カフェ&レストランがありました

でも、さっき朝食を食べたばかりなので、ここもパス

農園の右側半分を回ってきたので、今度は左側を回ってみることにします

こっちの方が歩道が整備されてるし、黒幕の中がちゃんと見えるようになっています

すこし歩くとわさび畑のしくみが書いてありました

川の横に小石で畝を作り、畝間からじわじわと湧き水が滲みだすようになっているんですね

改めてわさび畑を見てみると・・

確かに手前の川とわさび畑の間には小石が盛ってあり、わさびの根元に水がじわじわ染み出るようになっています

染み出た水はわさびを潤したあと、畑の真ん中を通る川(排水用の水路)に入っていくわけです(写真ではちょっとわかりづらいですが・・)

わさび畑を見終わって橋を渡ると、水車小屋と川が見えてきました

のどかな景色ですね~

そして川の水が透き通っています!(まるで絵みたい)

すこし歩くと、また看板がありました

「珍百景、ふたつの川?」

よく見ると、土手の向こうとこっちで、川が二股に分かれています

「ホントだ!気づかなかった」

向こうは普通の川が流れ、こちらは100%湧き水の川なんだとか・・

それがしばらく並行して流れてるんですね

ようやく一周して、入口売店に戻ってきました

「せっかくだからわさびアイスを食べよう!」

生わさびが乗ってる「大王プレミアム」でも良かったのですが、わさびが練りこんであるだけの「本わさび」にしたら、これが全然辛くない!

「ありゃ~、これなら大王プレミアムでも良かったな~」

そんなこと言いながら、チューブ入りの「本わさび」を買って、農園を後にしました

クルマで流していると、刈り取り前の田園の向こうに北アルプスの姿が・・

「いや~、いい景色だね~」

「ホント!気持ちがいい~!」

このあとはゆっくり下道で諏訪まで行き、諏訪湖を眺めながらいつもの原村自由農園で野菜やキノコを仕入れます!

今日は家に戻って、シイタケとマイタケの天ぷらです!

自由農園の周りには、小さなトンボがたくさん飛んでいて、高原の夏って感じです

ふっと空を見上げると、白いトンボが飛んでいたのでパチリ!

奥さんに「ここにもトンボ!」と言いながら写真を見せると・・

「あらっ!いいじゃない!」

「だろ~!」