独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#27 奥日光・滝めぐり

 

ある日のこと・・

「会社のK君が、先週日光へ行ったらしいよ」と奥さんに言うと・・

「へ~!、良かったって?」

「うん!、でもちょっと混んでたって!」

「いまちょうど、季節がいいからね」

「天気予報じゃ、来週ぐらいに梅雨入りしそうだしね・・」

「どこかに行くなら、今よね~」

そんな会話をしたその夜、ネットを見ていた奥さんが・・

「土曜日、日光のペンション空いてるけど行っちゃう?」

「お~!、行っちゃいますか!」

と言うことで、突然、日光へ行くことになりました

私は「日光東照宮」と「華厳の滝」だけ見ればいいかな、と思っていたのですが、奥さんがドライブガイドを引っ張り出して一生懸命見ているので、ここは彼女に任せることにします

さて当日、雲は多めですが、まずまずの天気

東北道で、日光に向かえばいいのかな?」

「今回は滝を見ながら、日光に行きたいんだけど・・」

「へ~、どこの滝?」

「最初は、吹割の滝!」

「見るのは、華厳の滝だけかと思った・・」

「日光の周りには、滝がたくさんあるのよ~」

「へ~、そうなんだ」

ドライブマップを見ると、「吹割(ふきわれ)の滝」は、関越道の沼田からロマンチック街道を通るのがいいみたいです

「じゃあ、まずは関越で沼田まで行こう!」

「よろしく!」

梅雨が間近だからなのか、関越道もさほど混んではいません

「沼田IC」で降りたら、国道120号を片品高原へ向かって行きます

「なんか、いやにトンカツ屋が多くない?」と私

「そ~お?」

群馬県の人って、トンカツ好きなのかね?」

「・・・」

全然関心なさそうなので、どんどん進みましょう!

「吹割の滝」の手前に市営駐車場(無料)があったので、とりあえずソコに停めることにしました

クルマを置いて、200メートルほど国道を歩いて行くと・・

ありました!「吹割の滝」!(目の前にも、駐車場がありました・・)

遊歩道を進むと、物置小屋のような(失礼)お土産屋さんがあって・・

鮎でも焼いているのか、ちょっと香ばしい匂いが漂っています

そこを抜けると・・その先に滝が見えてきました!

「おっ!、あれが吹割の滝かな?」

さっそく、近くに寄って見てみます

「お~、なかなかの迫力!」

周りは岩が侵食されていて、雨の日は、足元がちょっとヤバそう・・

あれ?、岩伝いに歩道が続いているけど、ここは「吹割の滝」じゃないのかな?

ってことで、とりあえず先に行ってみましょう

岩を回り込むと・・、見えてきました~!

「お~!、これが吹割の滝かぁ!」

「いや~、確かに割れてる・・」

もっと先に進んで、振り返ると・・

岩の裂け目に、どんどん水が流れ込んでいきます

モーゼの十戒で、海が割けるシーンみたい!」

足元の水の流れがかなり速いので、何だか吸い込まれそうです・・

このまま遊歩道を歩くと吊り橋があり、川を渡って更に進んでいくと、さっきクルマを停めた駐車場まで行けるみたい・・

ちょっと歩きたい気もしましたが、今日はまだ先があるので止めておきます

それにしても出だしから迫力満点の滝でした!

「いやいや、迫力あったね~」

「でしょ!やっぱ滝はいいわ~」

「次はどこにいくんだっけ?」

「次はねぇ~、湯滝!」

お~、ここから一気に「奥日光」に入るわけですね

国道120号を進んでいくと、道の駅「尾瀬かたしな」があります

ググっとぐんま公式サイト (gunma-dc.net)より

写真の奥に映っている吊り橋を渡っていくと、尾瀬になるわけです!

今回は吊り橋を渡らずに国道120号をまっすぐ行きますが、尾瀬はまだ一度も行ったことがないので、今度はぜひ行ってみたい!

さて、丸沼高原スキー場を通り、左手に「丸沼」や「菅沼」を見ながら「金精峠」を越えると、そこから栃木県になります

ゆっくり降りていくと、眼下に「湯ノ湖」が見えてきます

湯ノ湖(日光市) (totitabi.com)より

この湯ノ湖から流れ出る滝が、「湯滝」です

「湯滝」を見るには、一度湯ノ湖を通り過ぎて、専用の駐車場に停める必要があります

駐車料金は500円也

お金は取られるけど、駐車場から「湯滝」まではメチャ近いです!

遊歩道入口が、もう「湯滝」になります

目の前で轟音とともに、湯ノ湖の水が流れ落ちます

「うぉ~、マイナスイオン全開!」

もう少し、晴れ間があればよかったな~

そしたら、この先の遊歩道を少し歩いても良かったかなぁ~

と思ったら、何と立て看板に、クマの目撃情報が!

「え!?クマが出るの?」と奥さん

「5月28日にクマ目撃情報あり!だって」

「いやだ~、帰ろう!」

「そ・・そだね」

ってことで「湯滝」を後にして、今度は「竜頭の滝」です!

「竜頭の滝」は、以前来た覚えがあります(20年以上前ですが・・)

「確か、お土産屋さんに入って見るんじゃなかったっけ?」

「よく覚えてるわねぇ~」

「でも華厳の滝は、あんまり覚えてないんだよね・・」

「どういうこと!?」

ほどなく「竜頭の滝」の案内板が出てきて、ちょうど土産屋の駐車場(無料)が空いてたので、停めさせてもらいます

お土産屋さんに入ると、もう、そこが「竜頭の滝」!

「湯滝」と比べると小ぶりな滝ですが、これはこれで、趣があっていい!

ちなみになぜ「竜頭の滝」かと言うと・・

真ん中の岩が竜の頭で、二本の滝は、竜の髭なんだそうです

奥日光の紅葉は、ここから始まるんだとか・・

「それぞれの滝が全然違うから、見ていて飽きないね~」

「そうでしょ!でも、次が今日のメーンイベントよ!」

「お~、華厳の滝だね!」

「そう!」

「竜頭の滝」を出て、中禅寺湖の湖畔を走ります

湯ノ湖も大きいなと思いましたが、中禅寺湖を見ると、やっぱケタが違いますね

男体山は雲がかかって、全貌を見ることはできませんが、何だか威圧感があります

さて中禅寺湖の端まで来ると、「華厳の滝」の案内板が出てきました

専用の駐車場に停めて、みんなが歩いていくほうに向かっていきましょう

ザーッという音がしてきたので、覗いてみると・・

お~、「華厳の滝」です!

先に進むと、展望台(観瀑台)が見えてきました

そこからの景色が、コレ!

お~!、やっぱ迫力ある~!

さすが、日本三大名瀑!

中禅寺湖から流れ出る、大量の水が・・

70メートル下の滝つぼへ、怒涛のように流れ落ちていきます!

「いやいや、これはやっぱ名瀑だわ~」

「いいでしょう!これを覚えてないなんて、信じらんない!」

「確かに・・」

でも今日は動画も撮ったし、今度は、絶対に忘れません!

宿に行くには少し早かったので、中禅寺湖展望台に行ってみることにしました

途中の道にゲートがあって、夕方5時には閉まると書いてあったので、ちょっと焦りましたが・・

駐車場には、すぐに着きました

そこから見えた景色が、コレ!

いや~、雲は多めでしたがいい景色です!

やっぱ、日光はいいですね~

今日はこれで宿に向かいますが、明日も、滝めぐりは続くようです

dfcarlife.hatenablog.com