前回(二日目)は、「小岩井農場」と「田沢湖」に行きましたが・・
三日目は、岩手の鍾乳洞「龍泉洞」に行きたいと思います
盛岡から「龍泉洞」までは国道455号線を通るのですが、途中に「本州で一番寒い場所」薮川と岩洞湖があるので、ちょっと寄ってみたいと思います
「本州一厳寒の地」ですが、今日はさすがに、25度以上はありますかね
この藪川は、盛岡駅から30kmぐらいしか離れていないし、標高も680mぐらいしかないのですが、岩手の天気予報では必ず出てくる、寒さの代名詞みたいな場所です
どれぐらい寒いかと言うと、冬期はマイナス20度を下回る日があるほどで、昔はマイナス35度という、本州の最低気温を記録したこともあるそうです
そんな藪川には「岩洞湖」というダム湖があるのですが、冬場は厚い氷に覆われるので、わかさぎ釣りの名所にもなっています
さっそくレストハウスの駐車場に停めて、ちょっと湖面を覗いてみましょう!
キャンプ場のような芝生を歩いて行くと、見えてきました~!
湖畔に降りると、心地よい風が吹いています
いや~、吹き抜ける風が涼しい~!
レストハウスの駐車場とは、気温が全然違います(こりゃ、冬は凍るわけだ・・)
ちょっと涼んだら、第一の目的地「龍泉洞」に向かいたいと思います
「龍泉洞」に着くと目の前の駐車場はいっぱいで、すこし離れた場所に、何とか停めることができました(そう言えば、今日は休日でした・・)
さっそく入口まで歩いて行くと、途中に「あぶくま洞」と同じ「日本鍾乳洞9選」の案内版があります
さ~て、チケットを買って、さっそく中に入りたいと思います
入洞券は大人1,100円なんですが、携帯クーポンを見せると930円になります
これも、奥さんが準備してました(ホント、しっかりしてます)
ただいまの外気温は29.5度、中の気温は13.2度ですね
中に入ると、道は平坦で歩き易いのですが、暗くて、両側が狭くて、天井も低い
脇を見ると透明な水が溜まっていて、鍾乳石が冷たく光っています
狭い通路を抜けると少し広くなってきて、天井からは鍾乳石が垂れ下がって、如何にも鍾乳洞って雰囲気になってきました
「それにしても人が多いな・・」と思ったら、前の列が詰まってきて、全然進まなくなってしまいました
「戻ってくる人は結構いるのに、どうしたんだろう?」
「みんなが写真撮ってるから、混んでるのかしら・・?」
先が見えない(原因がわからない)と、だんだんイライラしてきますよね
「洞穴ビーナス」を撮ったりして気を紛らわせていましたが、徐々に体が冷えてきて、「こんなことなら上着を持ってくるんだった・・」と今更悔やんでも仕方がない・・
それでも徐々に進んで、狭い階段を下りていきます
よく見ると、通路の下には、冷たそうな水が流れています
って言うか、この通路自体が、地下湖の上にあるってこと!?
ただでさえ寒いのに、足元がスーっとしてきました・・
そのまま進むと「第一地底湖」の案内板が出てきました
「この先に地底湖があるんだ~」
「水深は35mだって!」
「どれどれ・・」と覗いてみたのがコレ!
「うぉ~、深い・・」
携帯ではなかなかピントが合わなくて、キレイに撮れませんでしたが、深くて冷たそうな地底湖がずっと下まで続いています
すこし場所を替えて撮ったのですが、こっちの方が深さがわかりますかね
ライトで中を照らしてますが、それでも底の方は暗くてわかりません
「ここって、魚とかいるのかしら・・?」
「・・・」
そんなことより、携帯を落としそうで、ビクビクしながら撮影してます
地底湖を過ぎると、急な登り階段になります
これが、渋滞の原因のひとつでした
角度が急なので手すりに捕まらないと登れないし、途中からは一人しか通れない幅になってるんですよね
そりゃ、年寄や子供がいたら、ゆっくりになりますわね
階段を登りきると、今度は急な下り階段になります
これまた急な階段で、どんどん洞穴に落ちていくような感じ
そして最後には大きな岩がせり出していて、相当体をよじらないと通れない場所があります(こりゃ、ささっと通れる人は少ないですな)
ってことで、渋滞の原因の二つ目は、この大きな岩でした
その大きな岩を頑張って抜けると、地底湖を覗く空洞が現れます
ここも携帯を突き出して撮ったのですが、深さがわかりますかね?
地底湖の幻想的な姿と、ちょっとゾッとする感じは、写真では全然伝わりませんね
この「龍泉洞」はとにかく地下水が豊富で、他ではなかなか見られない景色と雰囲気を味わえる鍾乳洞です(混んでる時は渋滞するけど、ぜひ行ってみてください)
さすがに身体が冷えてお腹も空いたので、休憩所で「サンドイッチ」と「ウニ飯」を買うことにしました
サンドイッチは美味しかったけど、ウニ飯は今一歩かな・・
さ~て、地底のあとは、美しい海岸線を楽しみたいと思います
鋭くとがった白い流紋岩(火山岩)が林立する海岸で、松の緑・岩の白・海の青のコントラストが素晴らしいんだとか・・
海岸線に出ると「三陸自動車道」に乗るのですが、ここは無料区間なんですね
高速を利用することが多い私たちには、大変助かります!
「浄土ヶ浜」の名前の由来は、昔、宮古の偉いお坊さんが「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことからつけられたそうです
三陸道は渋滞もなく、1時間ほどで無事着きました
駐車場から、さっそく浜まで降りてみたいと思います
「お~、話の通り切り立った岩が海から生えてる!」
「人がたくさんいるわね~」
ちょうど岩の内側が湾のようになっていて、プールみたいに穏やかなんですね
子供たちが元気に泳いでいます
それにしても、海が透明でキレイです!
こんなきれいな景色を見ながら泳いだら、さぞかし気分は最高でしょうね!
少し歩くと、遊覧船乗り場がありました
ここは、ひとり1,500円で「青の洞窟」探検ができるみたい・・
乗ってみてもいいかなと思ったのですが、順番待ちの人が相当いるみたいなので、残念ながら今回は諦めることにしました
それにしても、キレイな海です
ここも、3.11の時は津波が押し寄せたと思いますが、そんなことは全く感じさせない穏やかな海でした
キレイな海を後にして、今日はこれから気仙沼のホテルまで南下するつもりです
宮古から三陸自動車道を走っていると、「三陸IC」を降りたところに「道の駅さんりく」があったので、ちょっと寄ってみることにしました
ちなみに「三陸自動車道」はずっと無料区間なのですが、いわゆる「PA・SA」がまったくありません
なので一度降りて「道の駅」に寄ることになりますが、意外に「道の駅」がインターの近くにあるんですよね(ってか、わざとそうしてる?)
お土産屋を少し見たら、あともう少しだけ頑張りたいと思います
出掛けようとすると、奥さんがジッと案内板を見ていたので「何かな?」と思いましたが、どうも明日行きたい場所があるみたい・・
明日は、どこになるのかな?