独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#63 龍泉洞&浄土ヶ浜

 

前回(二日目)は、「小岩井農場」と「田沢湖」に行きましたが・・

dfcarlife.hatenablog.com

三日目は、岩手の鍾乳洞「龍泉洞」に行きたいと思います

盛岡から「龍泉洞」までは国道455号線を通るのですが、途中に「本州で一番寒い場所」薮川と岩洞湖があるので、ちょっと寄ってみたいと思います

「本州一厳寒の地」ですが、今日はさすがに、25度以上はありますかね

この藪川は、盛岡駅から30kmぐらいしか離れていないし、標高も680mぐらいしかないのですが、岩手の天気予報では必ず出てくる、寒さの代名詞みたいな場所です

どれぐらい寒いかと言うと、冬期はマイナス20度を下回る日があるほどで、昔はマイナス35度という、本州の最低気温を記録したこともあるそうです

そんな藪川には「岩洞湖」というダム湖があるのですが、冬場は厚い氷に覆われるので、わかさぎ釣りの名所にもなっています

さっそくレストハウスの駐車場に停めて、ちょっと湖面を覗いてみましょう!

キャンプ場のような芝生を歩いて行くと、見えてきました~!

湖畔に降りると、心地よい風が吹いています

いや~、吹き抜ける風が涼しい~!

レストハウスの駐車場とは、気温が全然違います(こりゃ、冬は凍るわけだ・・)

ちょっと涼んだら、第一の目的地「龍泉洞」に向かいたいと思います

龍泉洞」に着くと目の前の駐車場はいっぱいで、すこし離れた場所に、何とか停めることができました(そう言えば、今日は休日でした・・)

さっそく入口まで歩いて行くと、途中に「あぶくま洞」と同じ「日本鍾乳洞9選」の案内版があります

さ~て、チケットを買って、さっそく中に入りたいと思います

入洞券は大人1,100円なんですが、携帯クーポンを見せると930円になります

これも、奥さんが準備してました(ホント、しっかりしてます)

ただいまの外気温は29.5度、中の気温は13.2度ですね

中に入ると、道は平坦で歩き易いのですが、暗くて、両側が狭くて、天井も低い

脇を見ると透明な水が溜まっていて、鍾乳石が冷たく光っています

狭い通路を抜けると少し広くなってきて、天井からは鍾乳石が垂れ下がって、如何にも鍾乳洞って雰囲気になってきました

「それにしても人が多いな・・」と思ったら、前の列が詰まってきて、全然進まなくなってしまいました

「戻ってくる人は結構いるのに、どうしたんだろう?」

「みんなが写真撮ってるから、混んでるのかしら・・?」

先が見えない(原因がわからない)と、だんだんイライラしてきますよね

「洞穴ビーナス」を撮ったりして気を紛らわせていましたが、徐々に体が冷えてきて、「こんなことなら上着を持ってくるんだった・・」と今更悔やんでも仕方がない・・

それでも徐々に進んで、狭い階段を下りていきます

よく見ると、通路の下には、冷たそうな水が流れています

って言うか、この通路自体が、地下湖の上にあるってこと!?

ただでさえ寒いのに、足元がスーっとしてきました・・

そのまま進むと「第一地底湖」の案内板が出てきました

「この先に地底湖があるんだ~」

「水深は35mだって!」

「どれどれ・・」と覗いてみたのがコレ!

「うぉ~、深い・・」

携帯ではなかなかピントが合わなくて、キレイに撮れませんでしたが、深くて冷たそうな地底湖がずっと下まで続いています

すこし場所を替えて撮ったのですが、こっちの方が深さがわかりますかね

ライトで中を照らしてますが、それでも底の方は暗くてわかりません

「ここって、魚とかいるのかしら・・?」

「・・・」

そんなことより、携帯を落としそうで、ビクビクしながら撮影してます

地底湖を過ぎると、急な登り階段になります

これが、渋滞の原因のひとつでした

角度が急なので手すりに捕まらないと登れないし、途中からは一人しか通れない幅になってるんですよね

そりゃ、年寄や子供がいたら、ゆっくりになりますわね

階段を登りきると、今度は急な下り階段になります

これまた急な階段で、どんどん洞穴に落ちていくような感じ

そして最後には大きな岩がせり出していて、相当体をよじらないと通れない場所があります(こりゃ、ささっと通れる人は少ないですな)

ってことで、渋滞の原因の二つ目は、この大きな岩でした

その大きな岩を頑張って抜けると、地底湖を覗く空洞が現れます

ここも携帯を突き出して撮ったのですが、深さがわかりますかね?

地底湖の幻想的な姿と、ちょっとゾッとする感じは、写真では全然伝わりませんね

この「龍泉洞」はとにかく地下水が豊富で、他ではなかなか見られない景色と雰囲気を味わえる鍾乳洞です(混んでる時は渋滞するけど、ぜひ行ってみてください)

さすがに身体が冷えてお腹も空いたので、休憩所で「サンドイッチ」と「ウニ飯」を買うことにしました

サンドイッチは美味しかったけど、ウニ飯は今一歩かな・・

さ~て、地底のあとは、美しい海岸線を楽しみたいと思います

向かうのは、宮古にある「浄土ヶ浜

鋭くとがった白い流紋岩火山岩)が林立する海岸で、松の緑・岩の白・海の青のコントラストが素晴らしいんだとか・・

海岸線に出ると「三陸自動車道」に乗るのですが、ここは無料区間なんですね

高速を利用することが多い私たちには、大変助かります!

浄土ヶ浜」の名前の由来は、昔、宮古の偉いお坊さんが「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことからつけられたそうです

三陸道は渋滞もなく、1時間ほどで無事着きました

駐車場から、さっそく浜まで降りてみたいと思います

「お~、話の通り切り立った岩が海から生えてる!」

「人がたくさんいるわね~」

ちょうど岩の内側が湾のようになっていて、プールみたいに穏やかなんですね

子供たちが元気に泳いでいます

それにしても、海が透明でキレイです!

こんなきれいな景色を見ながら泳いだら、さぞかし気分は最高でしょうね!

少し歩くと、遊覧船乗り場がありました

ここは、ひとり1,500円で「青の洞窟」探検ができるみたい・・

乗ってみてもいいかなと思ったのですが、順番待ちの人が相当いるみたいなので、残念ながら今回は諦めることにしました

それにしても、キレイな海です

ここも、3.11の時は津波が押し寄せたと思いますが、そんなことは全く感じさせない穏やかな海でした

キレイな海を後にして、今日はこれから気仙沼のホテルまで南下するつもりです

宮古から三陸自動車道を走っていると、「三陸IC」を降りたところに「道の駅さんりく」があったので、ちょっと寄ってみることにしました

ちなみに「三陸自動車道」はずっと無料区間なのですが、いわゆる「PA・SA」がまったくありません

なので一度降りて「道の駅」に寄ることになりますが、意外に「道の駅」がインターの近くにあるんですよね(ってか、わざとそうしてる?)

お土産屋を少し見たら、あともう少しだけ頑張りたいと思います

出掛けようとすると、奥さんがジッと案内板を見ていたので「何かな?」と思いましたが、どうも明日行きたい場所があるみたい・・

明日は、どこになるのかな?