今回は、東北地方を4泊5日で廻ってみたいと思います
常磐道をひたすら走って、いわきの手前で磐越道に乗り換え、小野ICで降りてから、下道をしばらく走ると、やっと着きました~
この「あぶくま洞」は日本鍾乳洞9選のひとつなんですね
ちなみに、日本鍾乳洞9選とは・・
この中で行ったことがあるのは「日原」と「秋芳洞」だけですから、この「あぶくま洞」が3か所目ってことになります
さっそく、入洞券発売所でチケットを購入します
入洞券は大人が1,200円なんですが、奥さんが事前にクーポンを印刷していたので、200円引きで買うことができました(さすが・・しっかりしてます)
案内図では、一般コース(600m:約40分)と、探検コース(プラス120m:プラス約10分)があるようですが、まぁ、とにかく入ってみましょう!
入口の先がすぐに鍾乳洞なのかと思ったら、まずは長い階段をどんどん下っていきます
階段をどんどん下って行くと、ようやく鍾乳洞入口が見えてきました
今日は外が暑くないからそれほど気温差がありませんが、猛暑日だとかなりの温度差ですな
それでも、入った途端「お~、やっぱ寒い!」
そして暗い・・
普通入口は明るくて、大きめなのが定番だと思いますが、ここはまるで地底に潜っていくように、暗くて狭い割れ目に沿って階段が続いています
下まで降りると、今度は天井が低くなっていて、「おいおい、これ通れるの?」って感じで、普通の男性だと、かなり屈まないと通れません
穴を潜って視線を上げると、先に見えてくるのが「妖怪の塔」
まるでセンター・オブ・ジ・アースとホーンテッドマンションを足したみたい・・
そしてトンネルの先には、クラゲの足みたいな岩が見えてきました
案内版によると、これはクラゲの足じゃなくて「白磁の滝」だそうです
でもここは狭くて、暗くて、グロテスクな岩が多いから、もっと怖そうな名前を付けた方がウケるかも・・
「白磁の滝」を過ぎると、今度は階段を登っていきます
階段を登る途中には、天井から伸びたツララ状の石が、まるでエイリアンの牙みたい
それにしても、この鍾乳洞は全体的にグロテスクな岩が多い
階段を登りきると、大きな空洞が現れて、一面が鍾乳石に覆われています
何千万年もかけて溶け出した石灰岩が、いろんな形の石に変化したんですな
まさにセンター・オブ・ジ・アースの世界!
この大きな空洞は、上に向かって裂けていて、螺旋階段で更に登っていきます
そして、これが裂け目の中の様子・・
まるで「風の谷のナウシカ」に出てくる「腐海」に迷い込んだみたいです
目の前には、植物とも動物ともつかないような異様な形の石があり・・
これなんか、あの王蟲(オーム)みたいじゃないですか!
と思ったら、なんと「クリスマスツリー」という名前なんだとか・・
こんな名前より、王蟲(オーム)にした方が、絶対ウケると思うんだけど・・
そしてここからは、また深い地底へ潜っていきます
潜った先には、また低い天井の洞穴が続いています
暗い床からは石柱が伸びていて、まるで岩を支える柱のよう・・
そして、その先にはもっと大きな石柱が現れました
これだけ伸びるのに、どれだけの年月が必要なんだろう?
小さな細い石柱も、これから永い時間をかけて太く成長していくわけですね
ここはライトの色がどんどん変わるので、他にも幻想的な姿を味わえます
さて次はと思ったら、もう出口になってしまいました
「あれ!?もう40分も経ったかな?」
もう少し「腐海」の雰囲気を味わいたかったのに・・
いや~、いままで見た中で、一番アップダウンがあって、狭くて、暗くて、本当に地面の裂けめに入って行くような、まるで地底探検をしたような鍾乳洞でした
ムッとする外気に触れながら通路を進むと、ちょっとした庭園が現れて・・
中の雰囲気とギャップがあって、何だか変な感じです
今回は一部しか紹介できませんでしたが、なかなか迫力のある鍾乳洞で、さすが鍾乳洞9選だけのことはありました
ちなみに探検コースは鍾乳洞の中に受付があり、追加料金を支払って入るようになっています
更に狭くて歩きにくいようなので、もっとセンター・オブ・ジ・アース感を味わいたい人にはお勧めかも・・
この「あぶくま洞」の反対側には「星の村天文台」があり、昼間はプラネタリウム、夜は星空観察会を催しています(このループ橋を渡った先がそうです)
私たちは、これから飯坂に向かうので寄れませんでしたが、天気が良い日は21時まで、生の星空を観測できるみたいです
「あぶくま洞」から磐越道に乗って、1時間ちょっと・・
建物はちょっと古いけど、温泉も食事も素晴らしい宿でした
温泉|福島・飯坂温泉 ホテル天竜閣 (iizakatenryukaku.com)より
ってことで、明日は更に北に向かいたいと思います