独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#49 湯河原・万葉公園

 

今回は一泊二日で、久々の湯河原ドライブ

一日目は、小田原厚木道路から「箱根ターンパイク」を登り、芦ノ湖に寄ってから「湯河原パークウェイ」を下って「万葉公園」へ向かう予定です

東京は全国に先駆けて桜が開花し、暖かくてまずまずの天気

こりゃ芦ノ湖や富士山も綺麗に見えるかも、と思っていたのですが・・

いざ「大観山展望台」に着くと、こんな感じで寒くて曇ってるし・・

とりあえずスカイラウンジに入ってみましたが、

窓から見た芦ノ湖は、予想通り灰色で・・

富士山は雲に隠れて全く見えず、という状態でした

芦ノ湖はやめて湯河原へ降りようとナビを見ると、なんと「湯河原パークウェイ」が通行止めになってるじゃないですか!?

伊豆箱根鉄道株式会社(2023年2月1日)

~湯河原パークウェイ 2021年道路崩落災害復旧工事のお知らせ~より抜粋

1.工事内容
2021年7月3日の集中豪雨により発生した湯河原パークウェイの道路の一部が崩落した箇所の復旧をし、通行再開するための工事です

2.工事期間
2023年2月1日~2023年10月31日(予定)※工事の進捗状況等により、変更となる場合があります

仕方がないので、湯河原までは「椿ライン」を下って行くことにします

(以前シトロエンで下った時は、狭くて暗かったんですよね・・)

でもいざ椿ラインに入ると、「シトロエンC3」で下った時より道が良くなってる?

確かに急なカーブが連続していますが、舗装はしっかりしてるし、周りの草木もキレイに刈ってあるような・・

「湯河原パークウェイが通れないから、こっちを整備したのかね?」

道の両側には椿がそこかしこにあって、赤い花びらが道に落ちています

「だから椿ラインって言うんだ~!」なんて今更ながら感心してしまいました

急な坂道を降り切ったあたりに、「不動の滝」って言うのがあります

あまり目立たないので通り過ぎてしまいそうですが、スピードを落として、何とか狭い駐車場に停めることができました

入口の階段を登っていくと、すぐにお茶屋さんがあります

ここではお茶も飲めるし、足湯も楽しめます

そして振り向いた先には、もう滝が見えていました

かなり歩くのかと覚悟していましたが、ほんの5分で到着!

小さな滝だけど、辺りは鳥の声と滝の音だけで癒される~!

隣にお不動さんが祀ってあるから「不動の滝」と言うらしいです

この不動の滝から少し走ると、湯河原の街に入る手前にお目当ての「万葉公園」があります

四季彩のまち湯河原公式ホームページ (town.yugawara.kanagawa.jp)より

公園入口に一番近い駐車場(赤丸の場所)に停めようとしたのですが、入口の看板が小さくて行き過ぎてしまいました

料金は1時間100円(10時間以上は一律1,000円)と良心的です!

駐車場から公園入口に向かうと、大きな玄関テラスがあります

中には休憩スペースやお茶するカフェがあり、その横には足湯スペースがありました

ここは元々あった「大倉公園(温泉療養園)」と「熊野神社」の敷地を合わせて作られた公園なんですね

万葉公園の由来は、この湯河原が万葉集で謳われている、唯一の温泉だからだそうです

それだけ昔から、温泉場(湯治場)として有名だったってことです

玄関テラスの左側が公園入口になっていて、その先には階段があります

階段を登ると、その先は川に沿って遊歩道が続いています

遊歩道の途中には所々ベンチや休憩所があって、ビールを飲みながら寛いでいる人もいます

川のせせらぎと鳥の声以外は何も聞こえない空間・・

苔が蒸した岩、うっそうと茂った木々、まるで森の中に入ったような気分です

遊歩道を進んでいくと、黒い建屋が見えてきました

「えっ!これ何?」と奥さん

そこにあったのは、黒い壁で仕切られた小屋?

前後左右と上は開いていて、中には椅子が置いてあります

「ここで瞑想にふけるのかな?」

と思ったら、小屋の周りには枝垂れ梅やモクレンが咲いていて、夜はライトアップされるみたい

何もかも忘れて、ここでゆっくり静寂の時間を楽しみなさい!ってことですね

ここから更に進んでいくと、惣湯テラスに辿り着きます

ここは、日帰り温泉と食事が楽しめる場所になっているのですが・・

「今日はやってないみたい・・」と奥さん

「ホントだね~」

あとで調べたら、水曜日はお休みだそうです

自然の風景と癒しを感じたくなったら、ここはいいかも!

湯河原惣湯 (yugawarasoyu.jp)