前回、2022年度新車販売台数(普通車部門)の記事をアップしましたが・・
今回は「軽自動車部門」を調べてみました!
軽自動車は、一度も乗ったことがないので、どんなクルマがあるのかもよく知りませんが・・
2022年4月~2023年3月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報 – 一般社団法人 全国軽自動車協会連合会 (zenkeijikyo.or.jp)より
2022年度新車販売台数「ベスト10」(軽自動車部門)
1位 ホンダ「N-BOX」 204,734台
2位 ダイハツ「タント」 123,198台
3位 スズキ「スペーシア」 110,697台
4位 ダイハツ「ムーヴ」 106,313台
5位 スズキ「ワゴンR」 82,713台
6位 日産「ルークス」 79,984台
7位 スズキ「ハスラー」 71,276台
8位 スズキ「アルト」 67,494台
9位 ダイハツ「ミラ」 63,038台
10位 ダイハツ「タフト」 58,208台
ご覧のとおり堂々の1位は、「ホンダ・N-BOX」(20万4,734台)
それも、2位の「ダイハツ・タント」と8万台以上の差をつけてるだけじゃなく、なんと、2015年度から8年連続で「軽自動車No1」をキープしてるという、まさに軽自動車の王様です
また2022年度は、「普通自動車No1」の「トヨタ・ヤリス」シリーズ(17万5,383台)より売れてるって言うんですから、まさに「King of Kings!」と言うべき存在です
でも・・
「いまの軽ワゴンって、どれも似たようなもんじゃないの?」
「何で、N-BOXだけこんなに売れてるの?」
単純に、そんな疑問を持っちゃいますよね
ホンダは「初代N-BOX」が登場する(2011年)まで、軽スーパーハイトワゴンをラインナップしていませんでした
(当時人気があったのは、ダイハツ・タントやスズキ・パレット)
ホンダが後から参入して成功するには、他車を圧倒するような「優位性」が必要でした
そこでホンダは、Nシリーズ用の新しいプラットフォームを開発し、エンジンルームの小型化、ガソリンタンクのセンター配置などにより、なんと、ステップワゴン並みの室内空間を確保します
これによって、多様なシートアレンジができるようになり、ミニバンに負けない使い勝手と、実用性の高い軽ワゴンに仕立て上げたのです
また、軽自動車は「ターボじゃないと走りは全然ダメ」と言うのが一般的だったのですが、「N-BOX」に搭載された新NAエンジンは、低燃費と58馬力というパワーをバランスさせて、この常識を覆しました
「N‐BOX」に搭載のNAエンジン
【最高出力】43kW[58PS]/【最大トルク】65N・m[6.6kgf・m]
居住性・積載性・走行性・安定性・静粛性と、どれを取っても、軽とは思えないハイトワゴンで参入し、翌年には「軽No1」の座を手に入れます
2017年に2代目になっても、この基本コンセプトは継承され、更に「衝突安全装備」や「運転支援装備」も、全車に標準装備されるなど、常に他車を一歩リードしながら、今も進化し続けているそうです
「なるほど~、だから売れてるんだ」
ただ、あまりに出来過ぎた「N‐BOX」は、ホンダ全販売台数の30~40%を占めるまでになり、「フィットが伸び悩んでいるのはN‐BOXのせいでは?」とまで、言われているんだとか・・
「売れてうれしいけど、これだけじゃちょっと・・」と言った気持ちでしょうかね?
軽自動車部門をよくみると、なんと1位から6位までが、ハイト系ワゴン(ベスト10合計台数の73%を占めています)
ということは、「ミドル」「コンパクト」「軽」と、大きさは違えど、背高のっぽの四角いミニバン系が、日本中を埋め尽くしているってことですな・・
一応「SUV系」として7位に「スズキ・ハスラー」、10位に「ダイハツ・タフト」が入っていますが、どちらもハイト系ワゴンと言えなくもない・・
8位の「スズキ・アルト」と9位の「ダイハツ・ミラ」が、いわゆる軽乗用車ってヤツですかね
「う~ん、でもやっぱ軽自動車って、どれも同じに見える~!」