日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)から、2022年度(2022年4月~2023年3月)の、年間車名別販売台数ランキングが発表されました
乗用車ブランド通称名別順位 | 統計データ | 一般社団法人日本自動車販売協会連合会 (jada.or.jp)より
2022年度「普通自動車部門」:新車販売台数「ベスト10」
1位:トヨタ「ヤリス」 175,383台
3位:日産「ノート」 113,390台
4位:トヨタ「ルーミー」 99,307台
6位:ホンダ「フリード」 79,820台
7位:トヨタ「アクア」 74,001台
8位:トヨタ「ノア」 73,134台
10位:トヨタ「ライズ」 70,124台
普通自動車(5&3ナンバー)部門では、「トヨタ・ヤリス」が2年連続で1位を獲得、「トヨタ・カローラ」が2位、「日産・ノート」が3位になりました
3位までが10万台以上ですが、その中でも「トヨタ・ヤリス」は、17万台オーバーで、ダントツ1位ですね
ただし、このランキングは「車名別」なので、ヤリスには「GRヤリス」「ヤリスクロス」が、カローラには「カローラスポーツ」「カローラツーリング」「カローラクロス」「GRカローラ」が、含まれています
ざっと見ると、ほぼ「コンパクト系」か「ミニバン系」って感じですね(カローラも一応コンパクト系にしちゃってます)
ただ、ヤリスとカローラには「ヤリスクロス」と「カローラクロス」が含まれるので、敢えてそれを「SUV系」に切り分けてみました
こうみると、やっぱり日本では、小さいクルマが好まれるんですね
「ノア・ヴォクシー」以外を「コンパクト系」とすると、ベスト10全体の85%を、コンパクトが占めていることになります(ベスト10合計=98万8,042台)
軽自動車部門のベスト10を合計すると、96万7,655台も売れていて、1位の「ホンダ・N‐BOX」なんか、ヤリスを抜いて20万4,734台も売れてるんですから、日本って「どれだけ小さいクルマが好きなんだ!」ってことですよね
前述したように、「ヤリス・クロス」と「カローラ・クロス」は、ヤリスとカローラの販売台数に含まれているので、ちょっと分けて推計してみました!
すると、「ヤリス・クロス」は、年度推計で82,870台、「カローラ・クロス」は、年度推計で64,590台となりました(新車販売台数の推移/売れ行きと生産状況は? - クルマを買う! (kuru-ma.com)を参照して推計)
これを基に、SUV系の販売台数を並べ変えてみると・・
1位:トヨタ「ヤリスクロス」 82,870台
2位:トヨタ「ライズ」 70,124台(1位)
4位:ホンダ「ヴェゼル」 50,150台(2位)
※( )は、発表された車種別販売台数での順位
なんと「ライズ」を抜いて「ヤリス・クロス」が1位!
また「ライズ」の次は「ホンダ・ヴェゼル」だったのですが、「カローラ・クロス」がヴェゼルを抜いて、3位になりました!
では、「SUV系」を除いた、「コンパクトカー」の順位はどうなるかというと・・?
1位:日産「ノート」 113,390台
2位:トヨタ「ルーミー」99,307台
3位:トヨタ「ヤリス」 92,513台(ヤリスクロス除く)
4位:トヨタ「カローラ」74,998台(カローラクロス除く)
5位:トヨタ「アクア」 74,001台
6位:ホンダ「フィット」60,824台
7位:スズキ「ソリオ」 47,473台
な・なんと「日産・ノート」が、1位に躍り出ました!
並みいるトヨタのコンパクトをかわして、日産のコンパクトが頑張ってますね!
さ~て、最後に「ミニバン系」の順位はというと・・
2位:ホンダ「フリード」 79,820台
3位:トヨタ「ノア」 73,134台
「ミニバン系」でも、やっぱり「コンパクトミニバン」が上位に来てますね
ただ11位にトヨタアルファード(59,610台)、12位に日産セレナ(52,197台)、20位にはホンダステップワゴン(40,206台)がランクインしており、コンパクトミニバンだけじゃなく、総じて「ミニバン系」の人気が高いことが、よ~くわかります
まっ!何かと使い勝手がいいですからね!