独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#13 BMWの「走行モード」を比べてみた(3)

 

前回は、BMWの「走行モード」の特徴を列記してみましたが・・

dfcarlife.hatenablog.com

今回は帰省(片道550km)を利用して、実際に走行モードを試してみたいと思います

まずは東京インターから東名高速道路を走っていきます

いままでは高速に乗ると必ず「スポーツモード」にしていたのですが、今回は「コンフォートモード」で走ってみることにします

結論から言うと「全く問題ありませんでした!」って言うか、逆にリラックスできて良かったかも・・)

リラックスする人のイラスト(若者・男性)

確かにアクセルレスポンスは悪くなりますが、トルクがあるのでイライラするような場面はほとんどないし、反応が鈍い分アクセル操作が楽!

道路は順調で、厚木、大井松田、御殿場とノンストップで走り抜けます

私はよくシトロエンC3が高速向きだと書きますが、こうやってBMW420GCで長距離を走ってみると、その駆動力と安定感はやっぱり凄いと感じます

大井松田から左右ルートに分かれると登りカーブが連続しますが、フラットで安定した旋回性とカーブの途中からでも加速できる安心感はBMWならではです

御殿場を過ぎて新東名に入ると、更に車が減ってホントに気持ちよく走れます

今まで走った中で、ここの路面の良さは断トツです

100km/h以上で流していると、まるで氷の上を滑っているような感じ

路幅も広いので体感速度が鈍り、ちょっと油断するとすぐに130km/hぐらいになってしまいます

420GCはスピードが増すごとに道路に吸い付いたような感じになるので、ますますスピードが上がってしまいます(限界まで出したくなる気持ちをグッと抑えます)

シトロエンC3の直進安定性とふんわりした乗り味も快感なのですが、地面に吸い付くようなフラット感とスムーズな加速は、C3では味わうことができない感覚です

途中休憩を挟んだり渋滞も少しあったりしましたが、昼には実家に到着しました

朝5時に出てちょうどお昼に到着しましたから、550kmを7時間、平均時速80km/hで走ったことになります

実家に帰ると、いつも洗車をします

マンションじゃホースを使えないので、ここではホースを使って思いっきり水を吹きかけます

ざっと汚れを落として拭きあげた420GCを眺めていると、

マンションの駐車場ではあまり感じないのですが、やっぱルーフが低い!

最低地上高はそれほど低くないのですが、ボディ全体が低いので地面に張り付いたような感じです

そしてリアの踏ん張り感がまた何とも言えずいいんです

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これは3シリーズや5シリーズとは違うところ

新型スカイライン400Rもいいのですが、スタイリングは絶対に420GCの勝ち!

 

さて、帰りも往きと同じルートを通ります

豊田JCTから新東名に入り、今度は「エコプロモード」を試すことにしました

BMWの「エコプロモード」には、一定速度以上でアクセルを戻すとATが勝手に駆動系への伝達をカットする「セーリング機能」があります

これが働くと、クルマはアイドリング状態のまま滑走します

エンジンブレーキが効かなくなるので運転しづらいと思ったのですが、全然そんなことはありませんでした

燃費が良くなるのは当たり前ですが、アクセルオフでもすぐにスピードが落ちないし、ちょっとした下り坂ではずっと同じ速度で走ることができます

何だかゴムタイヤのトロッコに乗っているような、ちょっと不思議な感覚です

この「セーリング機能」は、アクセルを踏むか、ブレーキを踏むと解除されます

アクセルの場合はちょっとだけ深く踏み込む必要があるので、スピードが落ちきる前に踏まないとちょっとギクシャクするかもしれません

セーリング機能」が作動するとエンブレが効かないので、前車との距離が意外に早く詰まってしまうことがあります

なので、早めに(余裕を持って)アクセルオフにするか、ACCと併用するのがおすすめです(というかACCを使う時は「エコプロモード」一択ですね)

御殿場を過ぎて大井松田辺りからは混んできて、海老名から大和トンネルまではいつもの渋滞です

でも家についたのが夕方5時でしたから、8時間ちょっとで帰ることができました

往路まではいきませんでしたが、平均時速65km/hならまずまずでした

今回は「コンフォートモード」と「エコプロモード」を高速道路で試しましたが、意外に使えることが判明しました!