前回、「BMW420GC」は実用域での馬力とトルクがあるって話をしましたが・・
「BMW420GC」に5年も乗っているのに、一度も全開に(ベタ踏み)したことがありません
街中を流している時なんか、1,000~2,000回転で事足りるし、高速道路でも「コンフォート」で走る分には、1,500回転も行かないぐらい
この年末年始も、1,200kmほど走ったのですが、新東名の120km/h区間でも1,500回転ぐらいだし、登り坂でも2,000回転まで回すことがあったかな?
とにかく低回転からトルクが出るので、普通に走っている分には、深く踏み込む必要がまったく無いわけです
それじゃ面白くないので「スポーツモード」にすると、2,000回転手前をキープして、アクセルレスポンスも良くなるので、ちょっと踏みたい気分になります
クルマがいなくなったのを見計らって、グイッとアクセルを踏むと、気持ちよく加速しますが、4,000回転も行かないうちに「飛ばし過ぎ!捕まるわよ!」と人間リミッターが作動して、敢無くスローダウン・・
だから、今まで「ベタ踏み」したことがないわけですが・・
「BMW420GC」の出力&トルク曲線
私としては、最低でも6,000回転ぐらいまで回して、どこまで加速し続けるか、試してみたい衝動に駆られてしまいます
ちなみに、下道で回すことは一切ありません(踏むのは、高速道路オンリーです)
逆に「シトロエンC3」は、下道で思いっきり踏むことができました
PSAの「1.2Lピュアテックエンジン」には、二つのパワートレインがあるのですが、私が乗っていた「シトロエンC3」のエンジンは「110ps版」です
「PSA1.2Lピュアテックエンジン」の出力&トルク曲線(130㎰版)
■110ps版の出力(型式:HN01):110ps/5500rpm、205Nm/1500rpm
■130ps版の出力(型式:HN02):130ps/5500rpm、230Nm/1750rpm
このエンジンも、低回転(1,500回転)から最大トルクを発生するのですが、3,500回転でピークアウトするので、そもそも回すエンジンではありません
ATも容易にキックダウンしないので、まるでディーゼルのような加速感です
ただ、車重が1,160kgしかないので、想像以上にグイグイ加速します(フロントが持ち上がるぐらい)
これが面白いというか、楽しいと言うか、ついつい踏んでみたくなるんです
ちなみに「シトロエンC3」のトルクウェイトレシオは「5.66kg/Nm」、「BMW420GC」は「6.07kg/Nm」ですから、そりゃ力強く感じるわけです
なので、街中やワインディングは「シトロエンC3」の方が楽しかったですね
ただし、エンジンの回転数が上がらない分、スピードはでません
一度、高速道路の直線で思いっきり踏んだことがあったのですが、150km/hまではグイグイ加速しますが、それ以降は「ガクン!」と伸びがなくなります
馬力(最高出力)がないってのは、こういうコトなんですね・・
さて、高速道路で「ベタ踏み」したと言えば・・
昔、2代目「レガシィツーリングワゴンGT」で「ベタ踏み」したことがあります
この2代目は、先代の大径シングルターボを小径ツインターボに変更して、パワーもトルクも向上させた、当時の最速ワゴンでした
「レガシィツーリングワゴンGT」の出力&トルク曲線
最高出力は「250ps」だったと思いますが、中央道の登り坂で「ベタ踏み」すると、シングルターボからツインターボに切り替わる時に一旦加速が落ち込み、そこから爆発的な加速をしたのを覚えています
リミッターを作動させたのも、レガシィが最初でしたね(いまは時効ってことで・・)
そう考えると「BMW420GC」って、極めてジェントルな味付けになっていて、ちょっと爪を隠し過ぎなんですよね(まぁそれがいいところでもあるんだけど・・)
最近は「その爪を一度も味わっていないうちに、乗り換えるのもな~」なんて思ってしまいます
余談ですが・・年末年始のドライブで、初めてヘッドライトウォッシャーが出る(付いている)のを知りました
まだ、知らなかったことがあるなんて・・
「おいおい!何年乗ってるんだ~!」って言われそう・・