独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#127 河津七滝めぐり(1)

 

前回は「下田公園」に行った話をしましたが・・

dfcarlife.hatenablog.com

 

今回は「河津七滝」にやってきました!

河津桜」は毎年見に来てるのに、「河津七滝(ななだる)」は一度も来たことがなかったんですよね・・

河津七滝ループ橋の手前を右折して七滝温泉に向かう道を少し走ると、右手に「河津七滝無料駐車場」があります

駐車場にクルマを停めてここから歩いて滝を巡ってもいいのですが、「大滝」から「釜滝」まではずっと登り坂なので、初心者は一旦バスで上まで登って「釜滝」から降りて来るのがベストなんだそうです(奥さん調べ)

なので、ここから修善寺行きのバスに乗って「河津七滝遊歩道上入口(旧水垂)」まで行ってから、七滝めぐりを始めたいと思います

トレッキングシューズに履き替えたり、トイレにいったりしながら待つこと15分

修善寺行きのバスがやってきました~!

ちなみに河津駅行きのバスに乗る人はたくさんいたのですが、修善寺行きのバスに乗ったのは私たち二人だけ・・(みんなここから歩いて登っていくのかな?)

バスに乗ったら10分ほどで「河津七滝遊歩道上入口」に着きます

向こうに見える看板が遊歩道入口かな?

おっ! 一緒にバスを降りた人も同じルートみたいです

国道の下を進むと左に下る細い道があり、そこに案内板が立っていました

この細い坂道を下って「釜滝」に向かうのですが、その前に上流にある「猿田淵」という所にも寄った方がイイらしい(奥さん調べ)

ってことでまずは坂道を下って行きますが、こりゃまた急な階段ですな・・

階段の途中に吊り橋があるので、これを渡って上流の「猿田淵」に向かいます

吊り橋の向こうはまた急な階段になっていて、その先は下りの細道が続いています

細い坂道を歩いていると、だんだん水の流れる音が近づいてきました

すると目の前にキレイな沢が・・

「うぉ~! これはキレイな水だ!」

「すごい! めちゃ透き通ってる!」

あまりにキレイで見惚れてしまいます・・

そして、その先に見えてるのが「猿田淵」みたいです

小さい滝つぼに清流がドンドン流れ込んでいて、これは滝の赤ちゃん(河津七滝No0)と言ったところでしょうか?

説明書きをみると、猿田彦命が天城を旅してた時にここでヤマメを捕ったことから「猿田淵」と命名されたんだとか・・

「いや~、最初からメチャ写真撮っちゃったよ~!」

「ちょっと抑えて撮らないと後が大変よ!」

「確かに・・」

さて、さっきの分かれ道まで戻りましょう!

河津七滝No1の「釜滝」に向かう道は整備されていますが、結構急な階段です

まるで砦の階段のようにくねくねしてるし、高低差が半端ない

その階段をどんどん下って行くと、眼の前に滝が現れます

これが「釜滝」かな?

あれは、滝見台?

滝見台まできて見上げると・・

お~!、やっぱりこれが釜滝だぁ~

滝も凄いけど、滝つぼの周りが湾曲した岩で囲まれていて、確かにこれは大きなお釜の中に滝が流れ込んでいるみたいです

説明によると、流れ出した溶岩が谷に溜まって冷えてヒビ割れ、そのあと周りが川に浸食されてこんな姿になったらしい

それにしても、この岩の壁は「溶岩のヒビ」とは思えませんね

まるで鉄板を何枚も重ねてグイッと曲げたみたい

いや~、いつもながら自然の造形の凄さには驚かされます

「釜滝」から先は、沢に沿って遊歩道を歩いていきます

次は河津七滝No2の「えび滝」なんですが、歩いているうちに見逃したみたい

う~ん?、それらしき場所が見当たらなかったんですよね~

そうこうしているうちに吊り橋が出てきました

この吊り橋を渡った先に、河津七滝No3の「蛇滝」があります

「この滝のどこが蛇なんだろう?」と思って説明を読むと、滝じゃなくて周りの柱状溶岩がヘビのように曲がっているので「蛇滝」なんだそうです

「ほ~、なるほどね」

さっきの吊り橋からだとそう見えるらしいけど、こんな感じかな?

「蛇滝」を過ぎて更に歩いて行くと、沢の流れは穏やかで水がキレイだし、向こうには紅葉が色づいていて、今が冬とは思えない雰囲気です

ちなみに、私たちが下ってきた間にも向こうから人が登ってきます

「やっぱり駐車場から歩いてくる人がいるね」

「でも、ずっと登りだから大変よね」

「釜滝までならまだいいけど、猿田淵を見るのは結構辛いかも・・」

「私が言った通り、このルートが正解だったでしょ~!」

「た・確かに・・」

しばらく進むと、今度は下の方に人が集まっています

うん? あそこに滝があるのかな?

降りて行くと「おっ!これが初景滝だって!」

河津七滝No4の「初景滝」は、滝が三つに分かれていて優雅な雰囲気ですな

ここには伊豆の踊子銅像があるのですが、学生と踊子がここでデートしたっていう設定かな?

ところで「河津七滝」はなぜ「かわづななだる」と呼ぶのでしょうか?

近くにあった石板を読むと、昔は滝のことを「垂水(たるみ)」と呼んだそうで、その「たるみ」から「だる」になったとのこと

また古くから「河津七滝」の水を飲むと若返るという言い伝えがあるそうですが、確かにその言い伝えは間違いなさそうです!