独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#50 これは売れる!新型プリウス登場!

 

ご存じのとおり、新型プリウスの概要が発表されました

まずは外観を見て思ったのが・・「えっ!凄いじゃん!」

まるでコンセプトカーを、そのまま売り出したみたい

フロントグリルからルーフまでほぼ一直線に続くラインは、もうスーパーカーみたいだし・・

ボディの造形は、粘土でデザインしたままの様に流麗で、盛り上がったリアフェンダーなんかスポーツカー張り!

大径タイヤを履いて、車高は低いし、窓は小さいし・・

こんなモーターショーからそのまま飛び出したようなクルマが、あのプリウス!?

いやいや・・さすがトヨタというか、一目見て「これは売れる!」と思ったのは私だけでしょうか・・?

下手なEVよりも、未来的なフロントマスクだし・・

スッキリ・シンプルなデザインなのに、ドッシリ感が漂うリアフォルム

「う~ん、これだったら買ってもいいかも・・」と、一瞬思ってしまいました

だって2.0Lのプラグインハイブリッドなら、何とシステム最高出力が223馬力

0-100km/h加速なんて、6.7秒って言うんですから、メチャ速い!

フロントサスはマクファーソンストラット式

リアサスはダブルウィッシュボーン式で・・

静粛性や乗り心地も、悪いはずがありません!

でも気になるのは車両剛性、操縦安定性、視認性・・

加速だけじゃクルマの良し悪しは語れないし、デザインが良くても見切りが悪いようじゃ、運転に支障が出ます(いくらセンサーやカメラが付いていても・・)

あとこのデザインを、今まで乗っていたオジサン・オバサンたちがどう思うか・・ですね

「大衆車然としているから乗ってたのに~」って人、結構いますからね

話は変わりますが、新型プリウスが発表になってもうひとつ思ったのが、「これ新型クラウンより売れるんじゃね?」ってこと

まぁ、高級車と大衆車じゃ元々販売台数が違いますから、一概に売れる売れないの比較はできませんが、新規顧客獲得って意味からすると、新型プリウスの方が絶対若者受けする気がします

新型クラウンだって、十分いままでのイメージを一新していますが・・

どうせなら思い切って、この↑イメージそのままで、4ドアクーペとして出せば良かったんじゃ・・(まぁ、追ってセダンも出ますが・・)

クラウンができなかったことを、プリウスがやっちゃったってことですかね?

ハイブリッドを普及させるため、25年前に登場した「初代プリウス

「エンジンとモーターを組み合わせるなんて、一体どうなってるの?」

当時は、その構造やシステムに驚き、トヨタ・いや日本の技術力に関心したもんです

ただ、デザイン的には決してカッコイイとは言えず、ハイブリッドシステムに対する信頼性も確立されていなかったせいか、街中ではあまり見かけなかったような気がします

でも「2代目プリウス」が出たときは、「これはカッコイイ!」と思いました

すぐにトヨタの販売店実車を見に行きましたが、初めて自動パーキング機能が付いたのも、この「2代目プリウス」だったと思います

当時私は「2代目プリウス」にかなり興味があったのですが、子供が3列シートを欲しがって、やむなく「ウィッシュ」にしてしまったのでした

あれから20年近く経ち、今や日本の新車販売台数の4割近くがハイブリッド車という時代になり、「プリウス」は当初の役目を終えようとしています

豊田社長は「プリウス」の今後について「タクシー専用でもいいんじゃね?」と言ったとか、言わなかったとか・・

でも開発陣は、新たな「プリウス」の価値を創り上げるために、ハイブリッドリボーンを目指したんだそうです

株式会社エイケン オフィシャルサイト (eiken-anime.jp)より

子供の頃「スーパージェッター」や「バックトゥザフューチャー」で見た乗り物が、いつか本当に乗れるんじゃないかと憧れていましたが、「プリウス」ってそんなことを本気でやってくれるクルマでいいんじゃないかと・・

ラテン語で「~に先駆けて」という意味の「プリウス

いつも一歩先の未来を見せてくれる!、それが「プリウス」でいいんじゃね!