独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#118 秩父三峯神社(2)

 

前回は「三峯神社」まで5時間以上かかってようやく到着したものの、辺りはもう薄暗くなってきた話をしましたが・・

dfcarlife.hatenablog.com

 

とにかく真っ暗くならないうちに神社に向かいたいと思います

参道を登り始めると、辺りには秋の気配が漂っています

下界の紅葉はまだまだですが、さすがにココは色づき始めてますな

ちなみに写真は昼間のように明るく見えますが、実際はもっと暗い中で撮ってます

最近の携帯は自然に露出を調整してくれるし、ホント優秀ですね(っていうか、昼間より夕暮れの方が紅葉がキレイに撮れてるかも・・)

本殿まで450mの看板から少し進むと、立派な鳥居が見えてきました

鳥居を抜けて参道に入ると、今度は寄進碑がズラッと並んでいます

寄進した人の名前が石碑になってるなんて、こりゃかなり力のある神社ですな

さすが「秩父三大神社」だけのことはあります

そのまま杉並木の参道を進むと、左手に本殿への入口門が見えてきました!

ライトアップされた門が黄金色に輝いています(昼間じゃこの絵は撮れなかったかも・・)

この門の反対側には、上に登っていく階段があります

「何だろう?」ってことで、まずはそちらに行ってみることにしました

すると上には展望殿(奥宮遥拝殿)があって、周りの山々が一望できます

これはメチャ綺麗な景色~!(これも怪我の功名?)

元々ここは、向こうの岩山にある奥宮を拝める場所なんだそうです

 

さ~て、では改めて本殿に向かいましょう!

さっきの門は、参道から本殿に入る「隨神門」と言います

江戸中期に建立されたそうですが、これは立派!

まるで「日光東照宮」のように煌びやかですな

「隨神門」を抜けると、今度は石灯篭の参道が続きます

石灯籠に沿って最後の階段を登ると、ようやく「本宮」が見えてきました

手前にあるのは舞殿(神楽殿)ですね

神様に踊りや武芸を奉納する場所ですが、前に行った「川越氷川神社」にも「舞殿」がありましたが、こういうのがあると由緒ある神社だな~!って感じがします

「拝殿」の前に行くと、参拝客の長い列ができていました

辺りは薄暗いのに、まだこんなに人がいるんですね(人の事は言えないけど・・)

その横では、ひとり静かにご神木を拝む女性がいます

(何かあったのかな?)

そのまま境内の奥に進むと、「本殿」の横に回り込むことができます

「本殿」が建立されたのが1661年だそうですから、江戸時代初期のこと

さっきの「隨神門」同様にカラフルな装飾が施されています

「こんな山奥にあるのに、なんて立派な神社なんだろう!」と思って由緒を調べてみると・・

三峯神社の由緒は古く、当山大縁起によると日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしたのが始まりと伝わります

景行天皇の命により東国平定に遣わされた尊は、甲斐国(山梨)から上野国(群馬)を経て、碓氷峠に向われる途中三峯山に登り、山川が清く美しい様子をご覧になり、国をお生みになられた二神をおしのびになって仮宮を建てお祀りし、この国が永遠に平和であることを祈られました

この時、尊を道案内したのが狼(山犬)であったとされ、神様の使いとして一緒にお祀りされています

その後、景行天皇日本武尊が平定した東国を巡幸された折に三峯山に登られ、三山高く美しく連らなることから「三峯の宮」の称号をたまわりました

御祭神・由緒 | 三峯神社より

・・だそうです

いやいや、「三峯神社」って、私が想像した以上に立派な神社でした~!

「こりゃ、みんな一度は行かなきゃってなるよね」

「ホント! 今日は遅くなったけど来て良かったわ~」

「さて、そろそろ帰りますかね?」

「うん!」

さっき来た参道は、だいぶん暗くなってきました

駐車場まで戻ってくると、夕暮れも終わりかけて星が見えています

思いつきで来た「三峯神社」ですが、想像以上に立派で素晴らしい神社でした

昼間じゃ拝めないような幻想的な雰囲気を味わえたし、夕暮れならではの美しい景色に出会えたし、結果的には時間がかかって良かったかも・・

何が悪くて何が良いかなんて、最後まで分からないもんですな

ってことで、夕暮れの「三峯神社」、おすすめです!