独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#149 修善寺・竹林の小径

伊豆修善寺と言えば「虹の郷」は何回か行ったことがあるのですが、それ以外はどこにも寄ったことがありません

いつものように伊東に泊まって帰宅する途中、どこかいい所あるかな?とググっていると、修善寺にある「竹林の小径」というのを見つけました

「ちょっと修善寺に寄ってみようか?」

「いいけど、どこか行きたい場所があるの?」

「竹林の小径ってのがあるらしいんだよ」

「へ~、何だか京都にでもありそうな名前ね」

「竹林の小径」は修善寺の前を流れる桂川沿いにある遊歩道なんですが、それらしい場所を目指して細い路地を入っていくと、古美術商の前に有料駐車場があったので、とりあえずそこにクルマを停めることにしました

古美術商のおじさんに駐車料金を払いながら「竹林の小径」の行き方を聞くと、マップ出して親切に教えてくれました

「近くに修善寺もあるから、ゆっくり見てきたらいいよ」

「ありがとうございます!」

駐車場から歩いてすぐの所にそば屋があって、そこが「竹林の小径」の入口になります

赤い橋の手前を左に曲がると、ありました~「竹林の小径」

石畳の小径を歩いて行くと真ん中に大きなベンチがあったので、座って上を見上げると竹林の間から青空が覗いています

静かな竹林の中にいると、どこかで鳴く鳥の声が響いてきて、心安らぎますなぁ・・

しばらくベンチでゆっくりしたあと小径を進むと、「楓橋」という看板が出てきて桂川にかかる赤い橋が見えてきます

橋の石畳には「楓」のマークが彫ってあったりして、細かい所まで凝ってますな

橋の上から桂川を見ると、両岸に竹や木が覆いかぶさるように生えていてなかなかイイ雰囲気じゃないですか・・

向こうには下流の赤い橋が見えますが、ここは一旦上流の方に行ってみたいと思います

上流の方に向かって石畳の径を歩いていくと、「しゅぜんじ回廊」という自由に見学できるギャラリーがあります

中には修善寺で撮った四季の花が展示されていて、それぞれの花を題材にした俳句が添えてあります(ここはこの小径のために造ったのかな?)

う~ん、これはこれで悪くはないけど、オープンギャラリーだけじゃちょっともったいない気がするんですが・・(まっ、いっか!)

このギャラリーを過ぎたところで上流側の遊歩道は終わるので、今度は下流に向かって引き返したいと思います

下流に向かって歩いて行くと、さっき見えていた赤い橋の上に人力車が停まっています(写真を撮ってるみたい)

乗っているのは外人さんなんですが、そう言えば周りの観光客はほとんど外人さんじゃないかな?(ここもインバウンドの波が来てますなぁ)

ってか「竹林の小径」ってそんなに有名?

川沿いの小径を抜けると、カフェや足湯があります

その足湯の先には、川の中に露天風呂のような建物があって、みんな覗きに行ってます

「何だろう?」ってことで私たちもさっそく覗きに行ってみると、ここは「独鈷(とっこ)の湯」と言う温泉らしい(ちなみに入浴はできません)

昔ここを訪れた弘法大師が、桂川で病み疲れた父親を洗う少年を見かけて「水では冷たかろう」と言って独鈷杵(とっこしょという仏具)で岩を打つとそこから温泉が湧き出したらしい

その湯で洗うとなんと父親の病まで治ったことから、ここで温泉治療が広まったんだとか・・(さすがは弘法大師!)

その「独鈷の湯」の反対側に「修善寺」があります

ここは「弘法大師空海」によって開創されたお寺で、鎌倉時代には「源頼家」が幽閉された事でも知られています(ってか、先にこっちを見るべきでしたな・・)

では、中に入ってみましょう!

門を潜った右側には手水場があり、龍の口から水が湧き出ています

youtu.be

本堂の前まで行くと「修善寺」の大きな文字が飾ってあります

お詣りを済ませて帰ろうとすると「本堂の中を覗けるみたいよ」と奥さん

「それじゃ」ってことで、靴を脱いで中を覗かせてもらうことにしました

本尊さまは、源頼家の母「北条政子」から寄進された「金剛界大日如来坐像」なのですが、昭和59年に解体修理が行われた際に中から仏師「実慶」の墨書と一緒に三束の髪の毛が出てきたそうです

髪の毛はО型とB型であることは分かったのですが(北条政子はO型)、当時はそれが北条政子の物であるかどうかまでは分からなかったらしく、修理後に胎内に戻されて今でも像内で眠っているそうです

修禅寺の宝物|修禅寺|伊豆市修善寺より引用

本堂の中は大きな柱が何本も立っていて荘厳な雰囲気が漂っています(さすが1200年以上歴史あるお寺・・)

本堂の左側には檀家会館があるのですが、石の廊下には小さな仏様?がたくさん並んでいてこりゃ面白い!

その反対側には鐘撞堂があるのですが、こちらも石垣の上に建てられている立派なお堂です!

修善寺」を出て「独鈷の湯」を見ながら桂川を渡ると、広場がありました

ここには「湯掛け稚児大師」というのが建っていて、子供や自分の健康を願いながらお湯を掛けると良いらしい・・

これからも共に健康で、永くドライブ旅が楽しめますように・・

今回はたまたま「竹林の小径」を見つけて修善寺に寄ったのですが、修善寺の歴史にも触れることが出来て結構充実した寄り道になりました

ってか、あの外人さんたちは修善寺弘法大師ゆかりの場所を見に来てたんですな(大変失礼しました)