前回は、雨の首都高は危ない!って話でしたが・・
今回も、雨の日の高速道路での話になります
自動車学校の座学で必ず出てくる「ハイドロプレーニング現象」
車両管理 BPO|キムラユニティー (carmanagementservice.com)より
でも実際に経験したことってありますか?
私は昔、雨の中央道を走っていて経験したことがあります
まぁ、高速道路をよく走る人(&飛ばす人?)はたぶん経験したことがあると思いますが・・
その時乗っていたのは、会社から支給された営業車で、FFのAT車でした
雨の降る夜だったので、クルマも少なく、まぁ普通に(100km/hほど)走っていたのですが、突然タコメータの回転数が「ウィーン」と上がってビックリ!
「えっ!? 何?」
「ニュートラルになった!?」
反射的にアクセルを緩めたので回転数は下がりましたが、全然スピードが落ちません
しばらくスーっと滑走している時間があって、それから徐々にスピードが落ちてきました
「こっ、これがハイドロかぁ・・」
こんな経験は初めてでしたが、幸いにも直線区間だったので助かりました
ちなみに映像で見るとこんな感じです
映像では、ハンドルを左右に振って浮いているのを確かめていますが、私の場合はただただアクセルを緩めたまま、じっとしているだけでした
(でも、結果的にはそれが良かったみたい・・)
もしこれが、カーブの手前やカーブの途中で起きていたらと思うと、ゾッとします
たぶん、動画のコルベットのようになってたでしょうね・・
あの清水さんが運転してても、どうしようもないんですから、私のような素人にどうこうできるレベルではありません
この動画では清水さんがタイヤの特性を詳しく紹介されていますが、ハッキリ言って素人の私にはレベルが高すぎますね
ただ、「タイヤはケチっちゃダメ」は大いに参考になりました!
いろいろネットを見てみると、ハイドロが起きた時は「何もしない」というのが、どうも正解のようです
まぁ言われなくても、そもそも出来ることが少ないわけですが、でも「何もしないことをする」ことが、コントロールを回復する早道なんだとか・・
下手にハンドルを切ったりブレーキを踏んだりすると、グリップが戻った時のクルマの挙動がおかしくなるので、アクセルを緩めてグリップが回復するまでじっと耐えることがベストなんだとか・・
でも一旦クルマが滑り出したら焦りますよね
特にクルマが斜めになれば、絶対にハンドルを切ってしまいます
こんな風に立て直しが出来ればいいですが・・
できなければ・・こうなります
プロのレーサーでさえこうなのですから、一旦ハイドロ状態になったら運を天に任せるしかない!
だから私のような素人は、ハイドロにならないようにするしかありません
そこで気を付けなければいけないのが轍(わだち)!
vol.04 高速で測定できる、路面性状測定車 NEXCO中日本 (c-nexco.co.jp)より
大雨の時は、少し凹んでいるだけでも、水嵩は相当あると思った方がいいです
そして、これがあるときは絶対に飛ばしたら危ないです!
あと、この轍がある区間での車線変更は、絶対にやめた方がいいです!
私は、何度もハンドルを取られそうになって、怖い思いをしました
前のトラックがゆっくり走っていても、我慢して追い越しを掛けない方が無難です
【雨の日は事故リスクが4倍に!】 自動車情報誌「ベストカー」 (bestcarweb.jp)より
トラックと言えば、大雨時の大型トラックの追い抜きも危険です
特に轍に水が溜まっている時の水しぶきは滝みたいで、抜き終わるまでまったく前が見えなくなります
私はこれで、何度も怖い思いをしました
抜くのなら一気に抜かないとダメですが、そのためにハイドロになったら元も子もないので、やっぱりやめといた方がいいですね
轍がなくなるまで、とにかく我慢しましょう
※逆に抜かれた時は、とにかくスピードを落としましょう
雨の日は絶対飛ばさないと誓ったあと、雨の中央道を走っていた時に、荷物を積んでない小型トラックがメチャ飛ばして私を追い抜いていきました
「あちゃ~、ありゃ絶対に事故るぞ~」
「悪いこと言わないから、やめといた方がいいよ~」
そう思いながらしばらく走っていると・・
さっきのトラックが相模湖のカーブで、こちらを向いてお出迎え!
「あ~ぁ、やっぱり・・」
雨の日はスピードの出し過ぎもあるけど、清水さん曰く「軽いクルマも気を付けた方がいい」そうです
それと溝が5mm以下(5分山)になったら、雨の道は注意が必要だとも言ってました
あ~、やっぱり雨の高速は怖い~!