うちのマンションのMさんが、昨年「新型Cクラス」を買ったんだそうです
4代目Cクラス(たぶんC250スポーツ)に7年乗ってどうするか迷っていたら、ディーラーに強く推されて決心したんだとか・・
【旧型ベンツC250スポーツ】
それを聞いたのが昨年10月で、年内には納車になるはずと聞いていたのですが、年を越しても納車されず、3月に入ってやっと納車されそうだとのこと
いやいや、半導体不足の影響は大きいようです
まあそれはさて置き・・
Cクラスは私のセダン選びの時に一度候補に挙がったものの、どうもオジサン臭い(あくまでも私の勝手なイメージです)ので諦めてしまったのですが、トップクラスの性能を持っていることは十分わかっていました
そのベンツに今さら食指が伸びたわけでもありませんが、Mさんが買い替えたいと思うほど新型は良くなったのか(余計なお世話ですが)、新旧比較をしてみようと思います
まずは外観から
【新型ベンツC200アバンギャルド】
フロントマスクはおとなし目というか、優しい顔つきになりましたね
グリルもバンパー周りも小さめで丸みを帯びているので、押し出し感が減った感じです
サイドのプレスラインも角が無くなって、やさしい雰囲気になりました
リアはもっと変わりました
【旧型ベンツC250】
【新型ベンツC200アバンギャルド】
CLAのリアフォルムに近くなったと言うか、アウディやレクサスにも似たようなフォルムがあったような・・
全体的にベンツらしさが薄れて、フォーマルさが増したというか、普通になったと言うか、嫌みが無くなったというか、ベンツを乗り継いできたオーナーさんの中には不満に思う方もいるかもしれませんね
ただ、若い世代には受け入れやすいフォルムになったのかも・・
ベンツのオーナーさんも高齢化してますしね
「新型Cクラス」のボディサイズは、全長4,751mm×全幅1,820mm×全高1,438mmで、旧型Cクラスからは全長で+65mm、全幅で+10mm、全高は-9mmとなっています
全幅で10mmは大したことありませんが、全長65mmは結構伸びてますね
それに伴ってホイールベースも25mm拡大しているようです
大きくなると居住性もアップしますが、それよりフォルムが伸びやかになります
そこら辺の狙いもあったのかな?
ちなみに私のBMW420GCは、全長4,640mm×全幅1,825mm×全高1,395mmです
全長は「新型Cクラス」と比べると-10cm以上違いますね
でも、私はいま以上の大きさは、まったく望みません!
今回の「新型Cクラス」は7年振りのフルモデルチェンジで、変更点が多くあります
まず動力関係では、ついに純ガソリンエンジンが姿を消して、全車マイルドハイブリッド化されています
旧型も2018年のマイナーチェンジで一部マイルドハイブリッドが採用されていましたが、今回はガソリンだけじゃなくディーゼルにもモーターアシストがついたわけです
ところで、2014年に発売開始された4代目Cクラスも、年を経るごとに搭載されるエンジンが変更されているんですね・・
知りませんでした
4代目(旧型)Cクラスが発売された当時のエンジンは以下の3つでした
C180 1.6ℓガソリン 156ps/250Nm
C200 2.0ℓガソリン 184ps/300Nm
C250 2.0ℓガソリン 211ps/350Nm
そして2016年にはそのほかに、下の3つが追加になっています
C220d 2.2ℓディーゼル 170ps/400Nm
C350e 2.0ℓガソリン+モーター 211ps/350Nm
C43AMG 3.0ℓガソリン 367ps/520Nm
その後2018年には、下の2つがなくなり・・
C250 2.0ℓガソリン 211ps/350Nm
C43AMG 3.0ℓガソリン 367ps/520Nm
2019年生産モデルからは、「C180」が1.6ℓから1.5ℓガソリンに、「C200」は2.0ℓガソリンから1.5ℓガソリン+モーターに、「C220d」は2.2ℓから2.0ℓディーゼルに変更されました
C180 1.5ℓガソリン 156ps/250Nm 変更
C200 1.5ℓガソリン+モーター 184ps/280Nm 変更
C200d 2.0ℓディーゼル 194ps/400Nm 変更
そして、今回出た5代目(新型)Cクラスのエンジンがこれです
C180 1.5ℓガソリン+モーター 170ps/250Nm
C200 1.5ℓガソリン+モーター 204ps/300Nm
C220d 2.0ℓディーゼル+モーター 200ps/440Nm
4代目のマイルドハイブリッド機能が、BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)だったのに対して、5代目ではISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレータ-)に変更され、ベルトを使わない効率(燃費)の良いエンジンになったとか・・
ただMさんが乗っていたのがC250ですから、これと比較すると馬力もトルクもちょっと下がりますね
でも試乗動画をみると、モーターが良いサポートをしているようで、アクセルを踏んだ瞬間のレスポンスが良くなり、シフトアップも滑らかになっているらしい
あと、見た目で変わったのが内装ですね
【4代目(旧型)Cクラスの内装】
【5代目(新型)Cクラスの内装】
新型はセンターコンソールには、縦型11.9インチのメディアディスプレイがドンっと置かれ、メーターも12.3インチの大型ディスプレイになっています
某テ〇ラ車を意識した感じですが、使い勝手はどうなんでしょう?
まあMBUXがあるから「ハイ!メルセデス」で全部大丈夫なのかな?
そして今回新たに装備されたのが、リア・アクスルステアリング
後輪を左右わずかに操舵させるリア・アクスルステアリングは、よりクイックなハンドリングと最小回転半径5.0mを達成しています
全長が伸びているにも関わらず、最小回転半径5.0mはすごい!
そう言えばMさんも元々ベンツは小回りが効くので、ハンドルを切り過ぎるとホイールを擦るって言ってました
今後はもっと、注意しなきゃですね!
そして高度な運転支援と予防安全装備では、世界一と言われるベンツ!
4代目も発売当初から、歩行者・車両に対応する自動ブレーキや車線維持機能など、すでに世界の最先端を走っていました
2018年のマイナーチェンジでは、ウインカー操作をすると車両がいないことを確認して自動で車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」を追加し・・
走行中にドライバーが気を失った場合に、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載しました
もうこれだけでも凄いのに、「新型Cクラス」はこれが更に強化されています
自動ブレーキは交差点などの右左折時に、車両・自転車・歩行者の対向・飛び出し・巻き込みを検知し、自動ブレーキが作動するようになり・・
飛び出し検知機能の上限速度も、従来の約70km/hから120km/hになりました
それと「新型Cクラス」には、車両の前後方1m以内に障害物があった場合には、アクセルを強く踏んでも 2km/h 以上は出ない「ドライブアウェイアシスト」が装備されました
いまや国産車ではめずらしくない機能ですが、輸入車ではあまり見ない機能なのでありがたいですね
Mさんは、今月の大安日に納車だと言っていましたが、待ち遠しいでしょう!
いや~、とにかく新車はいいですよね!
新車のニオイ
新しいシート
ワクワクするコックピット
早く走ってみたくなるような計器類!
乗り味も相当上質になっているようですから、納車になったら、ぜひ感想を聞いてみたいと思います