日本で売れている輸入車って、どんなクルマなんだろう?
前回はベスト1~10を紹介しましたが、今回はベスト11~20になります
ベスト11~20ではモデル別登録台数にほとんど差がないため、毎年順位が目まぐるしく変わります
なので、11~20を一気に見てみたいと思います
ちなみに、前回ベスト1~10で紹介したクルマは網掛けにしてあります
ベスト11~15位
ベスト16~20位
このグループで前半(昔)登場するのが、VWパサートとベンツSクラスです
VWパサートはベスト20入りが7回で平均年間登録台数は4,538台
ベンツSクラスはベスト20入りが8回、平均年間登録台数は4,271台となっています
VWパサートは大衆セダン、ベンツSクラスは高級セダンとして一定の顧客層を掴んでいると思われますが、2016年頃からは両車ともランク外となっています
ベンツBクラスは2006年~2013年までと2019年にベスト20入りを果たしています
ランクイン回数は合計9回、平均年間登録台数は5,253台です
そして11~20位グループになるとやっとイタリア車とフランス車が登場します
イタリア車の代表はフィアット500&500C(チンクエチェント)です
とにかく可愛いクルマと言えばフィアット500、今でも人気のあるクルマです
ベスト20には2008~2017年までの10年間ランクインしており、10年間平均で年間4,163台を販売しています
フランス車の代表はプジョー207です
現在の208になる前のモデルですが、フランスを代表するコンパクトカーでした
ベスト20には2007~2011年までの5年間ランクインして平均で約3,000台を販売していましたが、これ以降フランス車がランクインしていないのは非常に残念です
このグループを見ると、前半10年(2006年~2015年)と後半5年(2016年~2020年)では、モデルが大幅に入れ変わっています
後半に続々とランクインしているのがSUVです
BMW X1は2010~2013年までの4年間ランクイン(平均5,154台)したあと一度ランク外になりましたが、2016~2019年に再びランクイン(平均6,437台)しました
X2は2018年に初めて17位に入り、X3は2006年以降ずっとランク外でしたが、2018~2019年と再ランクインしています
ベンツもGLCが2016~2020年までベスト20に連続5回ランクイン(平均台数5,194台)
GLAは2016~2020年までにランクイン4回(平均台数4,775台)
GLBは2020年に初めて13位にランクインしています
これ以外にもVWのT-Crossが2020年に初登場で3位、T-rocが16位、アウディQ2が2019年に初めて17位にランクインと言った具合です
T-Cross
アウディQ2
また本格SUVも続々と販売台数を伸ばしています
ジープのラングラーは2019~2020年と2年連続のランクインで平均登録台数6,059台
レネゲードは2020年4,029台で初ランクイン
そして驚いたことに、2020年にはベンツの高級SUV、Gクラスが4,559台も売って初ランクインしたのです
あとちょっと注目なのがベンツのCLAです
2014年に初めて17位に入ったあと、2015年は7位、2016年は9位、2017年は11位、2018年は15位と順位を下げていましたが、2019年は13位、2020年は12位とまた順位を上げています
ランクイン回数も連続7回、平均年間登録台数は6,482台とまずまずの販売台数です
デザイン優先で作られたクルマですが、流れるようなフォルムとグラマラスなフロントフェイス、特徴のあるリアフォルムが人気のようですね
最後にBMW4シリーズは2014~2015年の2年間だけベスト20にランクインしていました
平均登録台数は3,982台、順位は18位と20位でしたけどね(^^;
シトロエンは影も形もありませんでした
まあ、4シリーズが入っていただけでも満足ですけどね!
今回どんな輸入車に人気があるのか調べたのですが、変わらず売れているクルマやいま流行りのクルマなどが分かって、なかなか面白かったです!