欧州車って、ターボ車が多いですよね
ベンツ、BMW、アウディ、VWのドイツ車はもとより、イギリス、フランス、イタリアの主力車のほとんどがターボエンジンを搭載しています
でも日本車(軽を除く)で、ターボエンジンのクルマって少ないと思いませんか?
いまパッと思いつくのは、トヨタスープラ、GRヤリス、日産GTR、スカイライン、ホンダシビック、スバルレヴォーグ、スズキスイフトってところ
まあどちらかと言うとスポーツハッチ、スポーツセダンって感じ
あっ!、あとトヨタ・ダイハツのライズとロッキーにも搭載されていますね
昔はもっとたくさんあったような気がするのですが・・
スカイラインGTRやランサーエボリューション、RX‐7、インプレッサ、シルビアなど「頭文字D」によく出てくる車は全部ターボ車ばかりです
でも・・私はもう少し前の世代なんですよね
スカイラインRSターボやギャランVR4、初代スープラ、シーマ、あとはシティやスターレットにもターボがあった時代です
とにかく「ターボ」って聞いただけで、空を飛びそうな感じがしたもんです(^^;
ターボじゃないけどレビン・トレノ(AE86)が出たのもこの時期だったかな?
それとこの頃はハイソカーなんかも流行ってて、マークⅡ3兄弟やソアラなんかが街中に溢れてました
私が初めて買ったクルマもチェイサーで、本当はアバンテにしたかったのですが、1.8ℓラフィーネで我慢したのを思い出します・・
そう言えばマークⅡ3兄弟にもターボ車がありましたね(ツアラーVだったかな)
とにかくDOHCやターボなど、ハイスペック車がもてはやされた時代でした
結婚して子供が小学生になる頃には、ミニバンやステーションワゴン人気が高まっていました
私も例にもれずレガシィツーリングワゴンに乗り替えたのですが、一度はターボ車に乗ってみたいという衝動から、無理してGTターボを買ったのを思い出します
このレガシィGT、当時は羊の皮を被った狼ワゴンとして人気があったんですよね
シーケンシャルツインターボを搭載したワゴンは、確かに速かった!
でもターボ車は、徐々に姿を消して行くことになります
きっかけは1989年の消費税導入に伴う自動車税改正と、物品税の廃止でした
それまでの3ナンバーの自動車税は、5ナンバーの倍以上していました
物品税も高かったので、どうしても3ナンバー(2ℓ以上)は敬遠されてたんですね
そんな中でハイパワー競争をするわけですから、当然のごとく2ℓ未満のターボ車が増えていったわけです
それが、この改正によって3ナンバーと5ナンバーの差が、ほとんどなくなってしまった・・
2.5ℓエンジンがどんどん増えていったのもこの時期ですね
また当時のターボ車には結構ターボラグがあり、NA車に比べると決して乗りやすい車とは言えませんでした(その分面白かったけど・・)
また燃費と排ガス規制の問題もありました
今とは違いパワー重視でターボ化していた車たちは、燃費が悪く(お金もかかるしCO₂排出量も多い)その数はだんだん減っていったのでした
確かにレガシィも燃費がいいとは言えませんでしたね(街乗りで6km/ℓ、高速でも9km/ℓだったような気がします)
ちょっと長くなったので続きは次回へ!