独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#15 昔ターボ車が廃れた理由とは?

 

欧州車って、ターボ車が多いですよね

ベンツ、BMWアウディVWのドイツ車はもとより、イギリス、フランス、イタリアの主力車のほとんどがターボエンジンを搭載しています

Cクラス(メルセデス・ベンツ Cクラス)の中古車総合情報 | 輸入車ならGooWORLD(グーワールド)

でも日本車(軽を除く)で、ターボエンジンのクルマって少ないと思いませんか?

いまパッと思いつくのは、トヨタスープラ、GRヤリス、日産GTR、スカイラインホンダシビック、スバルレヴォーグ、スズキスイフトってところ

まあどちらかと言うとスポーツハッチ、スポーツセダンって感じ

あっ!、あとトヨタダイハツのライズとロッキーにも搭載されていますね

トヨタ ライズ | 価格・グレード | トヨタ自動車WEBサイト

昔はもっとたくさんあったような気がするのですが・・

スカイラインGTRやランサーエボリューション、RX‐7、インプレッサ、シルビアなど「頭文字D」によく出てくる車は全部ターボ車ばかりです

でも・・私はもう少し前の世代なんですよね

スカイラインRSターボやギャランVR4、初代スープラ、シーマ、あとはシティやスターレットにもターボがあった時代です

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とにかく「ターボ」って聞いただけで、空を飛びそうな感じがしたもんです(^^;

ターボじゃないけどレビン・トレノ(AE86)が出たのもこの時期だったかな?

それとこの頃はハイソカーなんかも流行ってて、マークⅡ3兄弟やソアラなんかが街中に溢れてました

私が初めて買ったクルマもチェイサーで、本当はアバンテにしたかったのですが、1.8ℓラフィーネで我慢したのを思い出します・・

チェイサー ラフィーネ FR 5MT(1992年10月) のカタログ情報(1001345)|中古車の情報なら【グーネット中古車】

そう言えばマークⅡ3兄弟にもターボ車がありましたね(ツアラーVだったかな)

とにかくDOHCやターボなど、ハイスペック車がもてはやされた時代でした

結婚して子供が小学生になる頃には、ミニバンやステーションワゴン人気が高まっていました

私も例にもれずレガシィツーリングワゴンに乗り替えたのですが、一度はターボ車に乗ってみたいという衝動から、無理してGTターボを買ったのを思い出します

このレガシィGT、当時は羊の皮を被った狼ワゴンとして人気があったんですよね

シーケンシャルツインターボを搭載したワゴンは、確かに速かった!

でもターボ車は、徐々に姿を消して行くことになります

きっかけは1989年の消費税導入に伴う自動車税改正と、物品税の廃止でした

それまでの3ナンバーの自動車税は、5ナンバーの倍以上していました

物品税も高かったので、どうしても3ナンバー(2ℓ以上)は敬遠されてたんですね

そんな中でハイパワー競争をするわけですから、当然のごとく2ℓ未満のターボ車が増えていったわけです

それが、この改正によって3ナンバーと5ナンバーの差が、ほとんどなくなってしまった・・

2.5ℓエンジンがどんどん増えていったのもこの時期ですね

また当時のターボ車には結構ターボラグがあり、NA車に比べると決して乗りやすい車とは言えませんでした(その分面白かったけど・・)

また燃費と排ガス規制の問題もありました

今とは違いパワー重視でターボ化していた車たちは、燃費が悪く(お金もかかるしCO₂排出量も多い)その数はだんだん減っていったのでした

確かにレガシィも燃費がいいとは言えませんでしたね(街乗りで6km/ℓ、高速でも9km/ℓだったような気がします)

ちょっと長くなったので続きは次回へ!

dfcarlife.hatenablog.com