独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#16 塩郷の吊り橋

前回は、寸又峡の「夢の吊り橋」に行った話をしましたが・・

dfcarlife.hatenablog.com

「夢の吊橋」から駐車場に戻ってくると、「次はレインボーブリッジね」と奥さん

彼女は、今回の「寸又峡ドライブ」で周る先をすべて決めているらしく、早速、次のリクエストです

「レインボーブリッジ」とは、千頭駅からでるトロッコ列車が、ダム湖の上を通る鉄橋のことです

『奥大井湖上駅』の駐車場アクセス | 大井川で逢いましょう。 (oi-river.com)より

このダム湖の半島には「奥大井湖上駅」があり、駅から鉄橋(橋梁)を渡ることができるんだとか・・

そこから見える、ダム湖と鉄橋がいいらしいです

携帯のナビで、「奥大井湖上駅」を入れて、出発です!

寸又峡温泉」からそれほど遠くないので、すぐに着くと思ったのですが、なかなか目的の駅に辿り着くことができません

よくよく地図を見ると、この駅に歩いて(クルマも)行ける道がなく、トロッコ列車でしか行けないみたい・・

近くの対岸を行ったり来たりしていると、辺りにカメラを持った人たちがいたので、尋ねてみると、橋を見るにはすぐ近くにある展望台(かなり急坂を登ったところ)か、湖へ向かって降りる(かなり急坂を下る)しかないみたいです

奥さんに「どうする?」と聞くと、「じゃ、いいや、塩郷の吊橋に行こう!」だって(あ・あっさりしてます・・)

今回は全部クルマで移動しましたが、今度来るときは「千頭駅」にクルマを停めて、トロッコ列車に乗るのもいいかもしれませんね

f:id:dfcarlife:20210907105900p:plain

大井川鐵道【公式】 (oigawa-railway.co.jp)

千頭駅」から終点の大井湖までは約25kmで、先ほどの半島にある「奥大井湖上駅」も通ります

大井湖にも、たくさん見どころがあるみたいですし、また来る楽しみができました!

来た道を戻って「長島ダム」の上を通り、大井川に沿って下って行きます

千頭駅」に着くと、朝と違って、人やクルマでいっぱいです

機関車トーマス」を見に来た子供たちが、たくさん集まっていました

大井川鐵道 千頭駅 | 大井川で逢いましょう。 (oi-river.com)より

その「千頭駅」を横目に、更に大井川を下っていくと、「塩郷の吊橋」があります

川沿いの道を走っていると、その吊橋は突如現れます

塩郷の吊橋の全景

塩郷の吊橋/ハローナビしずおか 静岡県観光情報 (hellonavi.jp)より

慌てて止めたところが、ちょうど休憩所みたいなところで、うまく駐車スペースがありました(ラッキーです!)

駐車場の裏手から、小道を上がっていくと、橋の袂に着きます

いやいや、すごい吊橋です!

崖の中腹から民家の屋根の上を通って、道路や線路を跨いで大井川に掛かっています

向こう岸には緑の小山しかありませんが、こんな吊橋、今まで見たことがありません

長さも「夢の吊橋」の倍はあるんじゃないかな・・

それも「夢の吊橋」と同じ、二枚板の吊橋

なぜ二枚板になっているかというと、風で橋がめくれ上がらないため、だそうです

確かにそうなんでしょうが、渡る人間はちょっと大変です

ここも、定員10名と書いてありますが、渡っている人がいないので、早速渡ります

携帯片手に渡り出すのですが、結構な揺れです

それも「夢の吊橋」は上下だけだったのですが、こちらは上下左右に揺れます

先ほどと同じく、奥さんは嬉々として渡って行きますが、私はヒヤヒヤ・・

奥さんとの差がどんどん開いていきますが、せっかく来たのですから一生懸命周りを撮影しなきゃ・・

やっと対岸までたどり着いたのですが、二度目の吊橋はにホトホト疲れました

と言っても、この橋に迂回路はありませんから、帰りもこの橋を渡らなきゃ・・

今度は携帯をしっかりしまって、両手でロープを掴んで渡りますが、それでも揺れが大きい時は、立ち止まらないと怖いほどです

向こうから来た人とは、三枚板の部分ですれ違いますが、向こうが遅いときは、三枚板の部分でずっと待つことになります

でも、三枚あるとかなり安心で、ゆっくり川面を見たり、周りの景色を見たりする余裕ができます

やっと・・元の場所にたどり着くことができました

「来てよかった~!」と奥さん

「私、吊り橋大好き!!」

今回の「寸又峡ドライブ」はこれで終了です

そのまま大井川を下って行くと、新東名の「島田金谷IC」です

帰りは奥さんに運転を代わってもらいながら、何とか無事に帰宅したのでした