さて、駐車場をゆっくりと発進します
フットポジションもBMWと同じで操作しやすい!
う~ん、なかなかいいじゃないですか
最初に感じたのは、とにかくハンドルが軽い!(さすがバイワイヤー)
これはBMWと大違いです
475Nmという大トルクなので発進に気を遣いましたが、出だしは至ってスムーズ
それでも「踏めばドンと出るよ」って感じがビンビン漂います
出だしのコースは住宅街だったので、アクセルを強く踏めるところがほとんどありませんでしたが、逆に日頃よく走る道なので低速走行の感じが比較できます
まず感じたのが、サスはBMWより柔らかいこと
なかなかジェントルな走りです
トルクはあるのですがディーゼルのようにグッと出る感じはなく、至って穏やかでシフトアップの回転数はBMWより高めです
7速ATだそうなので、そのせいでエンジン回転数が高くなるのかな?
BMWは8速ATなので、もっと低回転でシフトアップする気がします
前の250GTなんて5速でしたからね、それから比べれば7速でも御の字ですが・・
低速走行でのスムーズさと低回転のトルク出方はBMWの方が上のような気がします
ハンドルは終始軽めで、シトロエンC3より少しだけ重いか同じぐらい
街中でのハンドル操作はメチャ楽です
バイワイヤーステアリングのメリットは、外からの余計な入力がステアリングに伝わらないため、非常にクリアなステアリングフィールなんだそうです
また、轍やうねりによるタイヤのブレをステアリングに伝えないだけじゃなく修正までしてくれるので、直進安定性にも優れているんだとか・・
でも試乗では、そのメリットを感じることはなく、ただ軽いという印象だけでした
まあ実際のところは高速道路でも走ってみないとわかりませんけどね
ただ交差点でハンドルを切ると思った以上によく曲がり、クイックな味付けになっていることだけは実感できました
これはワインディングなどで試したら、かなり効果的かも・・
それに余分なキックバックがないとすれば、BMWよりいいかもしれません
余談になりますが、試乗中エアコンからはかなり強めに風が出ていましたが、なぜか全然冷えませんでした(^^;
さてさて、住宅街を抜けたら今度は幹線道路に出ます
混んでいたので少ししかアクセルオンできませんでしたが、グッと踏み込むといい加速をします
「これでドライビングモードはノーマルですか?」
「そうです。スポーツ∔にしますか?」
「いや、まだこのままで・・、それにしてもいい加速しますね」
「ありがとうございます!」
「これでスポーツ∔にしたら、一般道じゃ踏み切れないね」
「そうですね・・、もう少し道が空いていればいいんですが・・」
目一杯加速することはできませんでしたが、パワーの出方やアクセルレスポンスなどは、BMWをスポーツモードで運転しているのと同じ感じ
試乗コースを一回り走って店の近くまで戻って来たのですが、私が「もう少し乗ってもいいですか?」と言うと、「いいですよ!」と営業さん
「じゃあ、お言葉に甘えて!」
ってことで、そのまま店の前を通り過ぎて幹線道路を直進して、今度は環八を走ってみたいと思います
「今度はスポーツ∔にしてもらっていいですか?」
「了解です」
立体交差の合流を思い切り踏んで加速します
「ウォーン」と言うエンジン音と共に、アッと言う間に合流地点が迫ってきます
「うっ、こりゃ速い!」
「高速だともっといい加速しますよ!」
「これは力強い!さすが400馬力!」
「高速運転が楽になります」
「やっぱ僕のBMWより力あるね」
「そう言われる方が結構いらっしゃいます」
「だから乗り替えが多いんだ!」
「輸入車でこのパフォーマンスを求めるとかなりお高くなりますから・・」
「ちなみに400Rはおいくら?」
「ちょうどいま見積もってる方がいるんですが、込々630万円ほどですかね」
「それでもいいお値段だね・・」
「はは・・そうですね」
少し環八を走ったのですが、やはり道が混んでたので今日の試乗はここまで
店に戻って駐車スペースに停めるところまでやらせてもらうと、
「360°ビューが付いてるんだ!」
「そうです。駐車も楽にできるかと思います」
確かにこれがあると、駐車枠にきれいに入れることができます
BMWではいつも真っすぐ入らないんですよね(^^;
あと気になったのが、センターコンソールの位置
囲まれ感は半端なくあるのですが、肘置き部分の位置がちょっと高すぎる
肘が持ち上がったようになり、決して楽におけるポジションではありませんでした
「片手運転するな!」ってことですかね(^^;
まあそんなことはいいとして、とにかく400Rに試乗することができました
さてBMW420GCから乗り換える?
どうする?