独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#19 帰って来たシトロエンC3(1)

 

前回は、シトロエンC3が久々我が家に戻ってきた話をしましたが・・

dfcarlife.hatenablog.com

ディーラーから家に戻って、一部始終を奥さんに話すと・・

「ホントに大丈夫?」

「まぁ太鼓判は押せないけど、前とは明らかに違うと思うよ」

「にわかに信じられないけどね・・」

「まあ・・、どっちにしても手元にクルマがあった方が良さそうだし、しばらく様子を見ながら考えようよ」

「そうねぇ・・、仕方ないわね」

それからしばらくゆっくりしていると・・ふいに奥さんから

「ちょっと出かけない?」

「えっ?」

「天気もいいし、帰って来たシトロエンで出かけようか?」

「乗りたくないんじゃないの?」

「遠くは嫌だけど、近くならいいわよ」

「わかった、じゃ行こう!」

ということで、多摩湖に行くことにしました

「静かになった気がしない?」

「うーん、よくわかんない・・」

「ポコポコ音もしなくなったでしょ!」

「うーん、そう言われればそうかも・・」

「元々乗り心地はいい車だから、エンジンさえ直ればやっぱ最高だよね!」

「・・・」

居眠りのイラスト(女性)

「・・・?」

あらら・・寝ちゃったみたい

ちゃんと走ることがわかって、安心したのかな・・

元々、このシートが気に入ったのは、奥さんでしたからね・・

多摩湖の周辺道路は狭くてくねくねしてアップダウンもあるのですが、C3は何のストレスもなくスムーズに走ります

凹凸がある道もなんのその!、軽くいなすように走ります

下りの坂道も6速ATがうまくギア選択するので、軽いエンジンブレーキを感じながら安心して下ることができます

「いやいや、こりゃ楽しい!」

夕焼けにくっきり浮かぶ富士山を眺めながら、プチドライブを楽しみました

帰りの青梅街道は意外と空いていて、軽くアクセルを踏むとグイグイ加速して、車の流れを先行することができます

ブレーキも相変わらず効きがいい!

久々に帰って来たC3に改めて惚れ直した一日になりました

一度解約することにした駐車場にC3を入れると、何だかぽっかり空いた穴が塞がったような満足感で溢れます

大袈裟ですが、C3が帰ってきて久しぶりに晴々した気持ちになりました

ちょっと家出していた子供が帰ってきたような、そんな感じ・・

安心している男性のイラスト

家に戻ると奥さんがちょっと嫌み気に・・

「元々クルマを2台持つことに、無理があったのよ!」

「確かにそうだけど、先々は子供に譲る目的で買った車だからね」

「そりゃまあそうだけど・・」

「今度ライズとソリオを見に行って、下取りがどれぐらいになるか聞いてみよう」

「ライズとソリオって?」

「ライズはトヨタSUV、ソリオはスズキのコンパクトミニバン!」

「あれから子供たちに合うクルマを捜してたんだよ」

トヨタ【ライズ】

f:id:dfcarlife:20210704121957p:plain

スズキ【ソリオ】

f:id:dfcarlife:20220302100510j:plain

「へーっ!?」

「どちらも200万円ぐらいだからちょうど手頃かなと・・」

「まあ・・その内にね」

私も「ライズ」や「ソリオ」に試乗してみたいとは思いますが、C3が戻ってから乗り替え気分が急に失せてしまったというのが正直な気持ちです

というか、このクルマを子供に譲ることすら迷っている自分がいます

いやいや、こりゃ困ったものです