独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#9 シトロエンC3がエンストした!(1)

前回、C3を一旦ディーラーに預けることになりましたが・・

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その後、ディーラーに預けていたC3を取りに行きました

音は他のC3でも多少するけど、確かにちょっと大きく感じるとのこと

「交換して直るかどうかわからないけど、とにかくやってみましょう」ということで、右前のサスを交換することになりました

交換は新車保証があるので無償ですが、部品は本国からの取り寄せになるので、1か月は時間を欲しいとのこと

「仕方ないけど、よろしくお願いします」と言って、一旦C3に乗って帰ります

「変な音さえしなきゃ、こんなにいいクルマはないのに・・」

これまでいろんなクルマに乗りましたが、やはりこの乗り心地と加速感は独特です

瞬発力がある訳でもなく、良く曲がるという訳でもなく、足回りもふわふわした感じなのですが、グイグイ引っ張られるような加速感や、速度が増すほどにしなやかでしっとりする乗り心地には結構ハマります

街乗りもいいけど、ついつい遠くまで出かけたくなるクルマなんですよね

ちょうど家の近くまで来たので、ついでに買い物に行くことにしました

赤信号の交差点で止まると、アイドリングストップが作動して室内が静かになります

信号が青に変わったのでブレーキから足を離したのですが、室内は静かなまま

「えっ!エンジンが掛からない!?」

「どうしたの!?」と奥さん

「エンジンがかかんないんだ!」

「なんで!?」

「わかんない!」

「やだ~、どうすんの?」

ハザードランプをつけてから、Pポジに戻してスタートボタンを押してみますが、セルの音がちょっとするだけでエンジンは掛からない

何度もやってみますが、やっぱり同じです

「ダメだ、ちょっと押すから運転代わって!」

私の後ろには何台も車が連なっています

クルマから降りて後続に手を挙げてから、窓に手をかけ、邪魔にならない場所まで押して移動させます

ちょうど脇の歩道が広くなっていたので、そこに入れたのはいいんですが・・

「まいったなぁ・・」

「どうするの? どうなるの?」

「とにかくディーラーに電話してみるよ」

ディーラーに電話すると、一度スマートキーでロック&解除してから再始動してみてくれとのこと

やってみたけどやっぱりエンジンは掛かりません

すぐにロードサービスを手配してもらいましたが、1時間以上はかかるみたい

家までさほど遠くないので、奥さんを先に帰して私がここで待つことに・・

「こんなんじゃ、もう怖くて乗れないよね!」と奥さん

「・・・」

レッカー待っている間に、通るひとがいぶかし気に私とクルマを見ていきます

ついにお巡りさんまでやって来て・・

「どなたかと待ち合わせですか? ここは駐車禁止なんですが・・」

「すみません、クルマが動かなくなっちゃって・・」

「あ~そうなんだ、ロードサービスに連絡は?」

「しました、あと3~40分で来ると思います」

「了解しました、大変ですね」

「すみません」

しばらくして、やっとロードサービスがきました

簡易バッテリーを繋いで再始動してみますが、やっぱりダメ

「こりゃ、システムが燃料カットしてるみたいですね」

「押しますからハンドルお願いします」と担当さん

「わかりました・・」

でも、エンジン止まってるからハンドルもブレーキもめちゃくちゃ重い!

ようやくトラックに載せて、開いてた窓を閉めようとスタートボタンを押したら、なんとエンジンが掛かったじゃないですか!?

「なんで!? エンジンかかった!」と私

「いや!警告マークがガッツリ出てますからダメですよ」と担当さん

「確かに・・」

「ディーラーが待っているので、このまま持っていきますね」

「よろしくお願いします、助かりました」

とりあえず、なんとかその場から撤収することができました

でも家のそばで良かった~

もし遠乗りなんかしてたら大変なことになっていました

家に戻ると「ご苦労様でした」と奥さん

「心配かけたね」

「ほんとだよ! もう怖くてどこにも行けない!」

とにかく今度は原因がわかるまで、しっかり修理してもらうつもりです

こんな経験は初めてですが、二度としたくないですね

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