独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#8 炭焼きレストランさわやか

年末年始はいつもクルマで帰省するのですが、休みが限られているので、実家まで一気に移動するのが当たり前になっていました

それでも、元々運転は好きなので苦にはならなかったのですが、さすがに最近は歳をとったせいか疲れます

そこで今年から、往きに1泊、帰りに1泊するようにしました

奥さんも実家だけじゃ、不満タラタラですしね

で今回、行きに泊まるのは浜松にしました

ちなみに、ホテルは基本素泊まりか朝食のみ、夕食はホテルの近くで食べるようにしてます(チェックインの時間を気にしなくていいので・・)

東名は「大和トンネル」が少し渋滞してたので、ちょっと遠回りにはなりますが、中央道から圏央道を通って東名に入ることにしました

中央道は全然混んでなくて、天気は快晴!

「八王子JCT」から圏央道もスイスイ進み、「海老名JCT」から東名に入っても意外と流れていて、渋滞にぶつからずに御殿場まできました

このまま渋滞がなければ、「浜松西IC」には昼過ぎには到着できそうです

なぜ「浜松西IC」なのかというと、有名な浜松のお菓子「うなぎパイ」の工場見学をするためなんです

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で、その前に、これまた静岡県では有名なファミレス「さわやか」にいって「げんこつハンバーグ」を食べてみようという計画なんです

本当は「トヨタ博物館」か「スズキ歴史館」に行きたかったのですが、年末年始は休館だったんですよね

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博物館といっても、会社の従業員さんが管理しているのでしょうから、こういう帰省の時期は、皆さんもお休みを取るんでしょうね

ということで唯一やっている「うなぎパイファクトリー」に白羽の矢が立ったわけです

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いつもなら御殿場から新東名に回るのですが、今回はそんなわけで、東名をそのまま進みます

ちなみに、最近は新東名に行くクルマが増えましたね

以前は「浜松いなさIC」までしか行けませんでしたが、いまは「豊田JCT」まで伸びて、そのまま伊勢湾岸道に入ることができますからね(便利になりました)

ご存じのとおり、新東名は舗装が良くて、滑るように走ることができます

最高速度も120km/hまで出せるようになりましたが、道幅も路肩も広いので、スピードが出ている感じがまったくしません

さて、天気がいいので周りの風景を見ながら走っているうちに、もう浜松西インターまで来てしまいました

時間はちょうど12時で、予定よりも1時間早く到着です

料金所をくぐったら、向かうは「炭焼きレストランさわやか浜松高丘店」

ここがインターから一番近い店なんです

料金所からは真っすぐに大きな道を進み、途中で左折して住宅街を抜けると・・

ありました!

さっそく駐車場に入ろうとすると、警備員さんが来て・・

「いま、駐車場待ちの車が、40台ほどいるんだよね」

「えっ!40台?」

「今からだと、だいたい80分待ちなんですよ」

「80分! そりゃダメだわ」

確かに駐車場はメチャ混みだし、それもほとんどが県外ナンバー

皆、考えることは同じですね

「なので、別の店を案内させてもらってるんだけど・・」

「どこですか?」

「ここから車で15分ぐらいのところに、もう一軒あるんですよ」

と教えてもらったのが、浜松富塚店

ここから直線距離で2~3キロ離れています

「そっちだと、それほど待たないと思うよ」

「わかりました、行って見ます」

「気をつけて!」

「ありがとう!」

案内された「浜松富塚店」は、すぐにわかりました

こっちは駐車場に空きがあり、すぐに停めることができました

「どうなることかと思ったけど、停められて良かった」

「でも、店の中で待ってる人が結構いるわよ」

「ホントだ、でも仕方ないね・・」

店に入って、早速順番待ちの用紙に名前を書きます

店の女の子に聞くと、今だと大体40分待ちだとのこと

「さっきの80分よりはマシだね」

「待っている間に油臭くなりそう・・」

確かに店内はお肉を焼くにおいが充満していて、あたりはもやっています

奥さんは臭いの方が気になって、どうも乗り気じゃなさそう・・

メニューを見ると、牛肉100%のげんこつハンバーグ(250g)と、おにぎりハンバーグ(200g)がどんっと載っています

これが、この店の看板料理なんですね

ただ、こんなに食べられないので、私は170gの手づくりハンバーグにします

奥さんは「和風ハンバーグでいいわ」と、早くこの店を出たそう・・

先ほどの女の店員さんは、ずっと待ち客の対応をしています

待ち客数の確認や、呼ぶ順番の調整など、かなり手慣れた感じです

たぶん、いつもこんな感じで混んでるんですね

この店のHPにアクセスすると、各店の現在の待ち時間を見ることができて、さっきの高丘店は、なんと100分待ちになっていました

そうこうしていると、ようやく呼び出しの声が掛かって、席に着きます

待っている間に決めていたとおり、私は手づくりハンバーグとライス

奥さんは和風ハンバーグとサラダ

さてどんな感じなんでしょう?

お肉はよく焼きますかと聞かれたので、二人とも「はい」と答えたら、牛肉100%なので少し硬くなりますが・・とのこと

二人で顔を見合わせて「それじゃ普通で」と返事します

しばらく待つと、ジュージューと音を立てている鉄板が置かれ、紙のクロスを立ててソースをかけてくれると、ジューっと湯気が上がります

「美味しそうだね」

「うん」

ようやく、話題のハンバーグにありつけます

切り分けると中にまだ赤身の部分があり、ミディアムといったところでしょうか

食べてみると意外に硬めです

やっぱり牛肉100%だからでしょうか、弾力があります

これは格別!といった味ではありませんでしたが、私は待たされた分、お腹が空いていて美味しくいただきました

奥さんは硬めのハンバーグが不満だったようで、店内の臭いから始まって、終始否定的な感じ・・

奥さんから聞いたのですが、子供たちも「さわやか」のことはよく知っていて、「いいな!いいな」と羨ましがっていたそうです

「どうだった?」

「うーん、並んで待って食べるほどのお店じゃないね」

「そっか、俺はまずまずだったけどね」

「もっと柔らかいと思ってた・・」

「確かにね、牛肉100%だからだろうけど、ちょっと硬めだったね」

実家に帰って妹に「さわやかのハンバーグ」を話したら、やっぱり不評でした

「あれならブロンコビリーの方がよっぽどいいわよ!」と妹

「そうよね!」と奥さん

いや~、女性陣の評価は厳しい!

でも、自慢の「げんこつハンバーグ」は美味しそうでしたし、地元じゃ本当に人気のあるお店のようです