独仏的クルマ生活

ドイツ車のような奥さんとフランス車のような私のカーライフエッセイ

#7 BMW420グランクーペ【走行編】

 

前回は、BMW420GCの安全装備について紹介しましたが・・

dfcarlife.hatenablog.com

今回は、BMW420GCのドライビングフィールについて紹介します

シートは結構タイトな位置にセットしてあるので、窮屈な感じで乗り込みます

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ブレーキを踏んでスタートボタンを押すと、低いブロロロロという音でエンジンが目覚めます

2.0Lの4気筒なんですが、私は結構この音が気に入っています

ハンドルは結構重めですが、車体と同様かっちりした感じで安心感があります

8速ATは走り出しからスムーズで、何の違和感もなくスタートできます

私が言うのも何ですが、この8速ATと2.0Lターボは本当に相性が良くて、スムーズで静かで、どんな場面でも十分な動力性能を発揮してくれます

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低速からトルクの出るエンジンはアクセルを踏んだだけ加速するので、街乗りでも高速でも全くストレスを感じません

ターボという感じはなく、排気量の大きな自然吸気エンジンって感じですね(いまのターボエンジンは本当に優秀です)

車体は1.6t以上ありますから低速ではちょっと重い感じがしますが、いざ走り出すと軽快です

サスは硬めですが嫌なゴツゴツがある訳ではなく、凹凸もうまく収めてくれるのでフラット感が際立ちます

このサス、1人や2人乗車ではちょっと硬く感じますが、4人乗車になると急にしなやかさが増してビックリします(4人乗りを標準にしてる感じ)

高速はスピードが増せば増すほどに安定感が出てきます(国産車から乗り換えると最初はビックリします)

低速では硬いと思ったサスが、高速では地面に張り付いたような感じ・・

重いと感じていたハンドルもガチっとした安心感に変わるから不思議です

ただFRなのと、元々クイックなハンドリングを売りにしているだけに、FF車のような直進安定性とはちょっと違います

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スポーツモードにすると、定速走行時のエンジン回転数が1200回転から2000回転ぐらいに上がります

こうなると最大トルクがどこからでも出せる回転域になるので、アクセルを踏むと即座に加速します

4気筒なんですが、回転フィールもそんなに悪くありません

6000回転ぐらいまでスムーズに回って、加速もしっかりついてきます

追い越しの際の一気に加速という場面でも、気持ちのいい運転ができます

ずっと踏み込み続ければ本当に220~230km/hは出るのかもしれませんが、たぶん冷や汗たらたら、手汗ビショビショですね

「高速はスポーツモードの方が燃費がいいですよ」とセールスさんから聞いたのですが、実際はコンフォートモードの方がちょっといいような気がします

それとレスポンスが良くなる分、過敏な運転になりますね

ちょっと踏むと加速を始めるので、ついつい追い越しをかけたり、車間を詰めたりするので長時間運転では結構疲れたりします

ワインディングはなかなか楽しいですね

特に登りのカーブは、立ち上がりの加速が何とも言えず気持ちよく感じます

奥さんもたまに運転するのですが・・

「このクルマ乗りやすいね!」と初めて言ってくれました

ただ下りのワインディングは、かなり重さを感じますね(シトロエンC3に乗り始めてからは特に・・)

やっぱり軽いクルマの方が、速くて安心して曲がれる気がします

あとはハンドリングですが、よく曲がりますね

カーブでもフラットな姿勢をキープするので、ついつい進入速度が上がって前の車に近づいたりします

とにかくドライバーが飛ばしたい、曲がりたい、止まりたいと思った気持ちどおりに動く車です

このモビルスーツを着たような感覚こそ、BMWの言う「駆け抜ける喜び」なんでしょうね

ただ張り切り過ぎると、長距離運転はちょっと疲れますけど・・

でも、乗る度に買ってよかったと思えるクルマです!