前回は安全装備について紹介しましたが・・
最後はBMW420GCのドライビングフィールについて紹介します
シートは結構タイトな位置にセットしてあるので、窮屈な感じで乗り込みます(^^;
ブレーキを踏んでスタートボタンを押すと、低いブロロロロという音でエンジンが目覚めます
ハンドルは結構重めですが、車体と同様かっちりした感じで安心感があります
2.0ℓの4気筒ですが、私は結構この音が好きです
8速ATは走り出しからスムーズで、何の違和感もなくスタートできます
私が言うのも何ですが、この8速ATと2.0Lターボは本当に相性が良くて、スムーズで静かで、どんな場面でも十分な動力性能を発揮してくれます
低速からトルクの出るエンジンはアクセルを踏んだだけ加速するので、街乗りでも高速でも全くストレスを感じません
ターボという感じはなく、排気量の大きな自然吸気エンジンって感じですね
いまのターボエンジンは本当に優秀です(^^;
車体は1.6t以上ありますから極低速ではちょっと重い感じがしますが、いざ走り出すと軽快です
サスははっきり言って硬めですね(^^;
でもいやなゴツゴツがある訳ではなく、凹凸もうまく収めてくれるのでフラット感が際立ちます
このサス、1人や2人乗車ではちょっと硬く感じますが、4人乗車になると急にしなやかさが増してビックリします
それぐらい硬めにセットしてあるということですね(^^;
高速はスピードが増せば増すほどに安定感が出てきます
この安定感には本当に驚きます
低速では硬いと思ったサスが、高速では地面に張り付いたようになります
重いと感じていたハンドルもガチっとした安心感に変わるから不思議です
ただFRなのと、元々クイックなハンドリングを売りにしているだけに、FF車のような直進安定性とはちょっと違いますが・・
スポーツモードにすると、定速走行時のエンジン回転数が1200回転から2000回転ぐらいに上がります
こうなると最大トルクがどこからでも出せる回転域になるので、アクセルを踏むと即座に加速します
4気筒なんですが、回転フィールもそんなに悪くありません
6000回転ぐらいまでスムーズに回るのに、加速もしっかりついてきます
追い越しからの一気に加速という場面でも気持ちのいい運転ができます
ずっと踏み込み続ければ本当に220~230km/hは出るのかもしれませんが、たぶん冷や汗たらたら、手汗びしょびしょですね(^^;
「高速はスポーツモードの方が燃費がいいですよ」とセールスさんから聞いたのですが、実際はコンフォートモードの方がちょっといいような気がします
それとレスポンスが良くなる分、過敏な運転になりますね
ちょっと踏むと加速を始めるので、ついつい追い越しをかけたり、車間を詰めたりするので長時間運転では結構疲れたりします
もういい歳なんですからゆったり運転で行かねば‥(^^;
ワインディングは超得意です
特に登りのカーブはずっとトルクが付いてくるので、カーブを曲がり切るころからの加速が何とも言えず気持ちよく感じます
奥さんも自分で運転するのですが・・
「このクルマ乗りやすいね!」と初めて言ってくれました(^^;
ただ下りのワインディングは登りほどではありません
これはどちらかというと重量が関係するからかもしれません
軽量でそこそこパワーがあるクルマの方が早くて安心して曲がれる気がします
あとはハンドリングですが、よく曲がります
結構クイックで、車体はフラットな姿勢をキープします
ついついカーブでは進入速度が上がってしまい、前の車に近づいたりします
とにかくドライバーが飛ばしたい、曲がりたい、止まりたいと思った気持ちに同調するように動く車です
ドライバーの意のままに、モビルスーツを着たように、忠実に応えてくれるクルマこそが、駆け抜ける喜びなんだろうと思います
ただ張り切り過ぎると長距離運転はちょっと疲れますけど・・
でも、乗る度に買ってよかったと思えるクルマです!