前回「BMW420GC」に試乗した話をしましたが・・
価格と最新装備の「パサート」にするのか、それとも走りとスタイルの「BMW420GC」にするかで、大いに迷うことになりました
今回はその決着をつけるべく、高速道路対決をしたいと思います
ルートは練馬から関越道に乗って、川越までの往復です
当日は生憎の雨模様でしたが、「VWパサート」の直進安定性に全く不安はありません
乗り味はフラットですが、やっぱり足回りはBMWほどは硬くない印象です
「いや~、安定してますね」
「ドイツ車は高速道路で本領を発揮しますからね!」とセールスさん
雨でスピードは出せませんでしたが、高速道路で安定感があることは十分に伝わってきます
川越インター出口のカーブでも、ロールすることもなくしっかり曲がってくれます
「こういうカーブでも不安なく曲がってくれます」とセールスさん
今度は帰りのインター入口で「ちょっと踏んでもいいですか?」と私
「どうぞ!」
アクセルをグッと踏むと、グイグイ加速してすぐに法定速度以上に・・
中速域からの加速も十分で、合流でなんの不安もありません
帰りは少し混んでいたので、ACCを試させてもらいました
アクセルから足を離しても、しっかり前車に追従していきます
「へ~、すごいですね」
「渋滞なんかでは便利ですよ」
いやー、初めての体験ですがこれは優れものです
ただ、私がACCに慣れていなかったせいで、足に力が入ってちょっと疲れました
でも、たぶん慣れたら手放せませんね
さて次は「BMW420GC」の番です
こちらは「奥さんと二人で好きなところを走ってきてください」って・・
いや~、うれしいご提案に感謝です!
ルートは中台インターから中央環状線に入って、首都高環状線を回ることにしました
中台インターに向かうまでの一般道では、明らかに足が硬く感じます
ゴツゴツ突き上げがあるわけではありませんが、カッチリした乗り心地というのでしょうか、「VWパサート」とは明らかに印象が違います
一般道から高速に入る上り坂でグッと踏み込むと、「もたつき」など一切なくグイグイと登っていきます
「うーん! なんて扱いやすいエンジン!」
料金所を抜けてアクセルを踏み込むと、更に気持ちのいい加速でスピードが上がっていきます
アクセルワークとパワーの出方が同調する時の何とも言えない気持ち良さ!
「運転が楽しい!」ってこういうことなんだと思います
それと、首都高のきついカーブを曲がるときのフラットさには驚きです
まるで板の上に乗っているような感じで、ほとんどロールしない!
ロールしないから、もっとスピードを上げても曲がれる気になってしまいます
あと気づいたのが、一般道ではあれだけ硬いと思った足回りが、スピードが出るほどしなやかになって「ビタッ」としてくるから不思議です
上屋をそのままに、下屋がしなやかに動いている感じ・・
もっとスピード出したらどうなるのか、試してみたくなります
今回の高速道路対決でわかったことは、クルマの性能や乗り味は「カタログ数値」だけじゃわからない!ってこと
BMWが言っている「駆け抜ける喜び」とはこういうことなんでしょうか?
運転の楽しさとは何かを、改めて知った気がしました!